【大曲の花火2026】第98回全国花火競技大会にキャンピングカーで参戦して、大仙市内で車中泊してきた
【大曲の花火2026】第98回全国花火競技大会にキャンピングカーで参戦して、大仙市内で車中泊してきた

【大曲の花火2026】第98回全国花火競技大会にキャンピングカーで参戦して、大仙市内で車中泊してきた

26歳からキャンピングカーに乗りはじめて8年目!バンライフ・車中泊について、初心者の頃に知っておきたかった情報や知識を記事で発信しています。平日はスタートアップを経営しつつ、週末は全国へ出かけてます。愛車はモビラボで製造しているバンコン「SAny.VAN」。海の目の前で朝目覚めるのが好きです。

あなたは、花火大会を、4時間も見続けたことはありますか?


2026年8月29日、秋田県大仙市で開かれた「第98回 全国花火競技大会」、通称「大曲の花火」へ行ってきました。


横浜からの距離は約600km。愛車のハイエースキャンパー「SAny.VAN」で前夜に出発し、大会後は鳴子温泉や松島まで巡る4泊5日の東北旅です。


同じ8月には長岡花火も初体験しました。ただ、大曲の花火はまったく別の楽しさ。日本で唯一の昼花火、全国の花火師が競う夜花火、約300台分のサイトが並ぶ「花火キャンプ」。次に何が上がるのか分からないワクワクが、最後まで続きました。


今回は、観覧席チケットとは別に車中泊会場を予約して、花火のあとの渋滞を寝て待つ作戦です。実際に行って分かった会場の様子と、キャンピングカーがあって助かったことを紹介します。

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大曲の花火2026は、日本唯一の昼花火から始まる競技大会


「大曲の花火」は、春・夏・秋にそれぞれ開催されます。そのなかで、一般に「大曲の花火大会」と呼ばれている夏の大会が「全国花火競技大会」です。


2026年は8月29日に「大曲の花火」公園で開催され、昼花火は17時10分から18時、夜花火は19時から21時30分まで。全国28社の花火業者が参加し、約18,000発が打ち上げられました。


昼花火は、5号玉5発を使って煙の色や形を競う部門です。夜は「芯入割物」「自由玉」「創造花火」の3部門があり、伝統的な丸さから自由な造形、音楽を含む演出まで、違う視点で花火師の技を見比べられます。昼花火の競技大会を見られるのは、現在の日本では大曲だけです。


公式観覧会場はすべて有料席で、無料観覧エリアはありません。花火キャンプの利用券にも観覧席は含まれないため、チケットと宿泊場所を別々に確保する必要がありました。


約300台分の花火キャンプで、駐車場と宿泊をまとめて確保



横浜を出発したのは、大会前日の深夜です。途中のサービスエリアで車中泊し、朝から秋田県大仙市へ。まずは、イオンモール大曲で食料と飲み物を調達。


そして、会場へ入る前に「史跡の里交流プラザ 柵の湯」でお風呂を済ませました。日帰り入浴は7時から21時までで、大人500円。長距離運転のあとに温泉へ入り、そのままSAny.VANで少し昼寝できたことで、花火を見る体力を回復できました。



今回予約したのは「Cheer up RV 花火キャンプ in 大曲2026夏」です。会場には合計約300台分のキャンプサイトが用意され、仮設トイレ、手洗い用水、ゴミ箱も設置。打ち上げ場所までは約900m、有料観覧席までは徒歩で約2kmでした。


入場後は翌朝7時までクルマを動かせません。そのかわり、花火が終わったあとに渋滞へ飛び込む必要もありません。最初から「今日はここで寝る」と決められるだけで、気持ちがかなり楽になりました。


会場へ入ると、キャブコン、バンコン、レンタルのキャンピングカーが見渡す限り並んでいます。想像していた4〜5倍ほど広く、まるで期間限定の「動く村」です。SAny.VANは、停めて車内を整えれば準備完了。サブバッテリーがあるので、発電機を使わずに照明や冷蔵庫も動かせます。


まずは無事に着いたことがゴールだったので、設営を終えた時点ですでに大満足でした。

会場までは約2km。観覧席・持ち物・トイレは早めに確認


16時15分ごろ、花火キャンプを出発しました。観覧会場までは約2km。田んぼの間を歩き、姫神橋を渡って雄物川の河川敷へ向かいます。途中で秋田名物のババヘラアイスを食べながら進むと、少しずつ人の流れが大きくなっていきました。


なお、観覧席はブロックによって入口が分かれています。自分の席に近い橋と入口を先に確認しておくと、混雑のなかで余計に歩かずに済みます。



大曲の花火は昼から夜まで長時間過ごすため、持ち物も重要です。夏の全国花火競技大会では、仮設トイレにトイレットペーパーが設置されません。飲み物、帽子、レインウェア、履き慣れた靴と一緒にティッシュも準備しておくと安心です。


昼花火が終わってから夜花火までは約1時間。私は屋台で玉こんにゃくを買い、席で休みました。


「花火を見るだけ」と思っていましたが、会場までの徒歩移動も含めるとかなり体力を使います。クルマを出る前に食事と水分、トイレまで済ませておいて正解でした。

日本唯一の昼花火と大会提供花火を、河川敷の真下で体感


17時10分、初めて見る昼花火が始まりました。明るい空では、夜のように光だけで魅せることはできません。赤や青の煙が空へ広がり、くるくると回りながら形を変えていきます。


「花火は暗い空で見るもの」という先入観があったので、とても新鮮でした。光の代わりに煙の色彩や変化で競う昼花火には、夜花火とは違った繊細さがあります。



19時からは夜花火の部へ。10号玉の「芯入割物」と「自由玉」、続いて音楽や演出を組み合わせた「創造花火」が打ち上がります。

作品名を聞き、どのような花火が上がるのか想像している時間も楽しいものでした。なかでも圧倒されたのが、大会提供花火「栄光への讃歌」です。


河川敷の席は打ち上げ場所に近く、光と音が真正面から押し寄せます。昼花火から数えると、実際に花火を見ていた時間は約4時間。「一生分の花火を浴びたのでは」と思うほどでしたが、作品ごとに色も形も展開も違うため、最後まで飽きません。


大会の最後には、対岸の花火師のみなさんが赤いトーチを振り、観客が懐中電灯やペンライトで応えます。花火師からの「見に来てくれてありがとう」と、観客からの「すばらしい花火をありがとう」。光で交わすエールまで含めて、忘れられない夜になりました。

長岡花火との違いは、歴史を味わうか技を見比べるか


同じ8月に長岡花火と大曲の花火を見たことで、2つの違いもはっきり感じました。長岡花火は、空襲からの復興や平和への願いを知り、正三尺玉やフェニックスの大きなスケールを体で受け止める大会でした。


一方の大曲は、全国の花火師が競い合う大会です。「この丸さはきれい」「次は見たことのない形だ」と、1作品ずつ比べるうちに、自分も審査へ参加しているような気分になります。


私の感覚では、大曲の花火はフィギュアスケートの観戦に近いものでした。伝統的な技術を競う10号玉がショートプログラムで、テーマを自由に表現する創造花火がフリープログラム。花火に詳しくない私でも、技術と表現の両方を楽しめます。


長岡は地域の歴史に心を動かされ、大曲は花火師の技と発想にワクワクする。同じ日本三大花火でも、まったく違う夏の思い出になりました。

帰りの渋滞は車中泊で待つ。翌朝から東北旅へ


会場から約2kmを歩き、SAny.VANへ戻ったのは23時を過ぎたころでした。公式サイトでは、大曲IC周辺や国道13号・105号を中心に、深夜2〜3時ごろまで激しい渋滞が発生すると案内されています。会場近くには24時まで出庫できない駐車場もあり、花火が終わってすぐ移動できるとは限りません。


花火キャンプも退場できるのは翌朝7時からです。ただ、この制限は私にとってむしろ好都合でした。クルマへ戻れば、あとはベッドへ入るだけ。頭が回らないほど眠かったので、おそらく3分もかからず眠ったと思います。


約9時間休んで外へ出ると、前夜に混雑していた道路は驚くほど静かでした。キャンピングカーがあっても、眠いまま深夜の道を運転せず、自分のベッドで休めることが、大曲の花火とキャンピングカーの相性がよい最大の理由だと感じました。



翌日は大曲駅と道の駅美郷へ寄り、鳴子温泉で1泊。その後は鳴子峡、松島、丸森町を巡って横浜へ戻りました。花火の翌日にあえて旅館でゆっくり休み、次の日はまたSAny.VANで観光する。


よく動く日と、ほとんど動かない日を交互に入れたことで、約1,500kmの長旅にも緩急が生まれました。冷凍のお土産は車載冷蔵庫へ。月曜日と火曜日には、移動の合間に車内で仕事もできました。


寝室、休憩室、冷蔵庫、そして小さなオフィス。旅の予定に合わせて役割を変えられるのが、SAny.VANのよさです。大曲の花火を日帰りのイベントとして終わらせず、東北を巡る4泊5日のバンライフにできたことも、今回の大きな収穫でした。総じて、大満足の東北キャンピングカー旅となりました。


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今回の大曲の花火と、花火キャンプでの車中泊、鳴子温泉や松島を巡った東北旅は、YouTubeでも詳しく紹介しています。日本で唯一の昼花火や、大会提供花火の音と光、約300台分のキャンピングカーサイトが広がる様子も、ぜひ動画でご覧ください。

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