ゲストに気持ちよく旅をしてもらうために。スーパーホルダー岡田さんが語る顧客満足度向上と稼働率UPのコツ
Carstayのオウンドメディア「VANLIFE JAPAN」編集長。コーヒー好きが高じて、バリスタの資格を取得。自社ガレージMobi Lab.にて、コーヒーも販売中。
2024年8月、岡田さんはCarstayに登録しました。キャンピングカーの貸し出しは初めて。レンタカー事業の経験もありません。
それでも、実際に始めてみたことで需要の手応えをつかみ、わずか5か月後の2025年1月にはレンタカー事業者へとステップアップし、現在は2台を運用して月15万円前後の報酬につなげています。
最初から「事業として大きくやろう」と考えていたわけではなかったと、岡田さんは話します。スタートはもっと自然で、家族と楽しむために買った1台のキャンピングカーでした。
今回Carstay編集部が伺ったのは、未経験から始めて、走りながら形をつくってきた岡田さん。「興味はあるけれど、自分にできるか分からない」――そんな人にこそ、参考になる話でした。
取材で感じた、岡田さんの人柄とホスピタリティ
今回は、岡田さんが経営する「アスリートファーム」のオフィス(横浜市内)までお邪魔させていただきました。
仕事場というより、どこかカフェのような空気が漂う、おしゃれで居心地のよい空間でした。取材を通して印象に残ったのは、岡田さんの柔らかな人当たりです。
私たちの話をよく聞いていただきながら、言葉を選んで丁寧に返してくださる。その自然な気配りからは、普段のゲスト対応でも同じように相手に向き合っていることが伝わってきました。
実際、後半で触れるインバウンド対応や事前準備の話を聞いていても、単に対応しているというより、相手に安心して楽しんでもらいたいという気持ちがベースにあることがよく分かります。
岡田さんの運用は、そうした人柄の延長線上に成り立っているように感じました。
家族のために買った1台が、すべての始まりだった
岡田さんにとって、キャンピングカーの出発点は事業ではなく家族でした。
娘さんはお二人。上のお子さまが小学校2年生の頃、キャンピングカーを見て「私のお年玉全部で買えないの?」と輝きに満ちた顔で話したことが、今でも印象に残っているそうです。
そんな何気ないやりとりや子どもたちの笑顔が、キャンピングカーをより身近な存在として考えるきっかけになりました。
最初はあくまで、家族たちで楽しむための1台。そのため、初めから貸し出しや事業化を前提にしていたわけではありません。家族で使うために買った車が、使っていない時間には別の価値を生む。岡田さんの話は、そんな現実的な入り口から始まっています。
まずはカーシェア事業者として1台を貸してみた
Carstayへの登録は2024年8月。まずはカーシェア事業者としてスタートしました。もちろん、最初は分からないことも多く、手探りだったそうです。それでも、「まずは1台を活かしてみたい」という気持ちが背中を押しました。
大きな計画を立てるよりも先に、「実際に貸してみて、どんな反応があるのかを知りたかった」と語ります。その最初の予約が、岡田さんにとって強く印象に残る出来事になりました。
秋田県から来た女性のゲストの方が、彼氏への誕生日サプライズ旅行のためにキャンピングカーを借りてくれたそうです。
「自分の車が、誰かの特別な日の思い出づくりに使われる」
岡田さんがカーシェアの面白さを実感したのは、まさにその瞬間だったのかもしれません。収益というより先に、「この車が役に立った」という喜びがあったと話していました。
転機は、「土日はずっと借りられている」こと
Carstayを始めてみると、岡田さんが思っていた以上に需要があったそうです。特に繁忙期は予約の入り方がはっきりしていて、「せっかく買ったのに土日はずっと借りられている」と感じるほどだったそうです。
自分たちで使うために買った車なのに、それだけ多くの人に必要とされている。その実感が、次の判断につながりました。
もっとしっかり運用すれば、これは事業として形になるかもしれない。
そう考えた岡田さんは、2025年1月にレンタカー事業者へ切り替えます。2024年8月にCarstayへ登録してから、わずか5か月。未経験から始めた人が、実際の需要を見ながら次のステップに進んでいった流れとして、とてもリアルだと感じました。
年間報酬額90万円超。レンタカー事業者になって、運用の景色が変わった
レンタカー事業者へ切り替えたことで、岡田さんの運用はよりはっきりと形になっていきました。
現在は2台を運用し、合計で月15万円前後の報酬に。繁忙期には稼働率が8〜9割に達することもあります。
また、直近1年で見ても、平均稼働率は25%超・年間90万円超という実績が出ています。ここで大きいのは、最初からこの規模だったわけではないことです。
まずは1台で始め、実際に動かしてみてニーズを把握し、そこから広げていった。岡田さんは「まずは始めてみて、少しずつコツを掴んでいった」と語ってくれました。
インバウンド対応も、特別な英語力より伝える準備
岡田さんの話で印象的だったのが、インバウンド対応の工夫です。
外国人ゲストへの貸し出しに不安を感じる人は多いと思いますが、岡田さんは「必要以上に難しく考えなくてもいい」と話します。
実際には、ボイスチャットやAIを使いながら、十分にやり取りできているそうです。また、英語版のチェックリストを用意し、バッテリーやエアコンの使い方は動画に英語字幕をつけて説明する。
持ち前のコミュニケーション力に加えて、相手が迷わないように準備しておく。その姿勢がとても岡田さんらしいと、取材を通じて感じました。
ホスピタリティはホルダー自身を守ることにもつながる
さらに、ゲストの行き先に合わせておすすめスポットや天気まで調べておくこともあるそうです。
その象徴的な工夫のひとつが、出発時にゲストへスターバックスのギフトカードを渡していることでした。「気持ちよく旅を始めてほしい」という思いが伝わりやすく、満足度の向上につながっているそうです。
岡田さんは、「このような配慮は、ゲストに喜んでもらえるだけでなく、結果的にホルダー自身を守ることにもつながる」と考えています。最初の受け渡しでよい印象を持ってもらい、丁寧に説明を受け取り、安心して出発してもらうことが、その後のやり取りや車両の扱い方にもよい影響を与えるからです。
単に貸すのではなく、「良い旅にしてもらうためにできることを考える」。岡田さんのホスピタリティの高さが、満足度の高い体験やレビューの高さにつながっているのだと思います。
収益だけではない。人との出会いが面白さだった
岡田さんがCarstayを続けていて良かったと感じているのは、収益だけではありません。
たとえば、アメリカから来た夫婦がキャンピングカーで上高地へドライブに出かけたことがありました。やり取りを重ねるうちに打ち解け、最後には肩を組んで写真を撮るほど仲良くなったそうです。
ほかにも、アメリカ、韓国、台湾、ベトナム、パキスタンなど、さまざまな国からのゲストとの出会いがありました。利用者も、カップル、ペット連れ、フェスに向かう人など幅広く、1台の車が本当にいろいろな旅に使われていることが分かります。
なかでも印象に残っているレビューとして挙げてくださったのが、「子どもの笑顔が見れました」という言葉でした。家族のために買った車が、別の家族や誰かの大切な時間にもつながっていく。その広がりに、岡田さん自身も大きなやりがいを感じているようでした。
これからホルダーになる人へ
家族で使うために買った1台を、使っていない時間に少し活かしてみる。その中で需要が見え、「もっと広げられそうだ」と思えたら、次の段階に進めばいい。そう考えると、Carstayを始めるハードルはかなり下がります。未経験でも、まずは1台から始められる。そして、その先に事業化の可能性が見えてくることもあります。
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Carstayのオウンドメディア「VANLIFE JAPAN」編集長。コーヒー好きが高じて、バリスタの資格を取得。自社ガレージMobi Lab.にて、コーヒーも販売中。








