年間30-40日、家族4人でハイエース+キャンピングトレーラーで車中泊しながら、サーフィンやスキーなどアウトドアを楽しむ。 冬だけ雪国で二拠点生活するなど、「旅」をテーマに場所に縛られない働き方・ライフスタイルを満喫中。
「テンネンパーマライフ」のかあちゃんです!
中古のキャンピングトレーラーを購入して2年半。
真夏の海から真冬の東北のスキー車中泊まで、様々なシーンで旅の相棒として活躍してくれましたが、事情があり手放すことになりました。
(トレーラーを手放す経緯については下記の記事に掲載されています)
今回は個人売買にてキャンピングトレーラーを売却できたのですが、なぜ個人売買で売ろうと思ったのか。
どうやって興味のある人に売買していることを知ってもらい、売却に至ったのか。
キャンピングカーの個人売買のノウハウから、引渡しまでの経緯などを詳しくご紹介します。
「キャンピングトレーラーを売りに出そう!」と決めた時、キャンピングカー販売店に査定を出し、買取してもらう方法も考えました。
しかし、やっぱり査定額が低くなる可能性もある。
そして何よりも、快適な旅ができるように様々なDIYをし、たくさんの家族の思い出を作ってきたキャンピングトレーラーを、どこの誰かわからない人の手に渡ってしまうのが心に引っかかっていました。
個人売買で実際に売れるかどうかはわからないけど、私たちはSNSで発信もしているしYouTubeチャンネルも運営している。
どこかで私たちのキャンピングトレーラーでの旅の様子を見た方が、欲しいと言ってくれるかもしれない。
そんな淡い期待を抱いて、まずは個人売買に挑戦することにしました。
そうは言っても、キャンピングカーの個人売買にはメリットとデメリットがあります。
今後、キャンピングカーの個人売買を検討されている方にも参考になるように、メリット・デメリットをまずはお伝えします。
まず売る側の方のメリットですが、一番は高く売却できること。
販売店で売る場合は、査定の金額に利益を載せて売買するため、個人売買で売った方が高い金額を設定できます。
それに加えて、個人売買ですとキャンピングカーを売却する相手を選ぶことができます。
これまで一緒に旅をしてきた相棒であるがゆえ、愛着もある。
できれば大切に乗ってくれる方に売りたいのが正直な気持ちですよね。
一方、買う側のメリットですが、仲介に業者が入らないので手数料などの諸費用が掛からず、中古のキャンピングカー販売店で購入するよりも安く買える可能性があります。
車の売買には、所有者を変更するための名義変更や車庫証明などの手続きが必要になります。
販売店を通じての売買の場合はそうした手続きを代行してもらえますが、個人売買ではすべて自分で行う必要があります。
また、万が一購入する側との間でトラブルがあった場合、自分たちで対応する必要がでてきます。
車の個人売買と同じ方法になりますが、大きく下記の3つのやり方があります。
私たちは今回、1の直接売買する方法を取りました。
購入したいと思う人に、どうやってキャンピングカーの売買情報を届けるか。
これが直接売買するうえで一番難しいところです。
しかも、売るのはキャンピングカーよりもさらに特殊な「キャンピングトレーラー」であり、牽引が前提であるためターゲットもかなり絞られます。
そんな時、幸いにも「VANLIFE JAPAN」の中で私の書いた「キャンピングトレーラーのメリット・デメリット」という記事に、かなりのアクセスが集まっていました。
きっとこの記事を読みに来る人は、キャンピングトレーラーの購入を検討しているか、興味を持っている人だろう。
そう考えて、特別に許可をもらい、私たちのキャンピングトレーラーの売買情報を掲載させてもらうことに。
その後、予想していたとおり、何人もの方からお問い合わせを頂きました。
ただその中から購入までには至らなかったので、キャンピングトレーラーの「ルームツアー動画」を撮影し、YouTubeにアップ。
InstagramやXなどでも告知しました。
その動画を観ていただいた、「テンネンパーマLIFE」のYouTubeの視聴者さんから実車を見たいとの連絡が...!
東北にお住まいの方だったのですが、家族で遠くから我が家まで足を運んで見にきてくださり、その後購入いただけることになりました。
実際に私たちのキャンピングトレーラーを購入していただいたKさんに、色々話を聞いてみました。
我が家と同じハイエースのワイドミドルルーフの車中泊仕様の車で、もともと家族で車中泊旅を楽しんでいたとのこと。
お子さんが3人いて、いずれハイエースでは手狭になることはわかっていましたが、まだ子どもが小さいからもう少し先になったら考えようと思っていたそうです。
そんな時、我が家のYouTubeを見つけてくれて、私たちが常日頃発信している「子どもは大きくなると友達との付き合いや部活などで、一緒に旅をしてくれなくなる。思い出を作るなら小さい時にたくさん旅をした方がいい。」というメッセージにとても共感されたそうです。
家族との大切な旅の思い出に、我が家のキャンピングトレーラーを選んでくれたのは正直ものすごく嬉しかったです。
きっと、他のキャンピングカーやキャンピングトレーラーなども色々チェックしてくれた上で、購入されたのかなと思って聞いてみたのですが...
なんと、他の車は一切見ていないとのこと。
我が家のキャンピングトレーラーは、今年の夏の異常な暑さで外装の塗装も落ちてきてるし、Tennenpermのステッカーも大きく貼ってあるし、"好きなように塗り替えちゃってください"と伝えたところ、「むしろ、このままで乗らせてください...!」と。
私たちがキャンピングトレーラーで海や雪山を旅する様子を動画で観たKさんは、このトレーラーを引き継いで同じように旅をして、家族でかけがえのない思い出を作りたいと、思っていただいたそうです...(涙
個人売買の手続きですが、事前に契約書を交わし、期日までに代金の振り込みも完了。
受け渡しの日に、再度トレーラーの設備や使い方について詳しい説明をしました。
鍵を渡して、無事我が家のキャンピングトレーラーは東北へと旅立って行きました...
※実際の引渡しやKさんへのインタビューの様子は、記事下のYouTube動画をご覧ください
キャンピングカーの個人売買はメリットがある一方デメリットもありますが、私たちは個人売買を選択して本当に良かったと思っています。
一番の理由は、我が家の旅の様子や、家族との向き合い方・ライフスタイルなどに感銘を受けた方が、購入に手を上げてくれたからです。
販売店に買取してもらっていたら、こういった出会いはまず無いでしょう。
確かに個人売買はいつ売れるかわからないリスクもありますが、SNSがこれだけ台頭している今だからこそ、以前に比べて売買しやすくなっていると思います。
思い入れのある旅の相棒だからこそ、自分たちの手で引渡しできたのは本当に良かったです。
これから新しいご家族の思い出作りに役立ってくれることを期待して、今後の私たちの旅の相棒をどうするか、ゆっくり考えたいと思います。
年間30-40日、家族4人でハイエース+キャンピングトレーラーで車中泊しながら、サーフィンやスキーなどアウトドアを楽しむ。 冬だけ雪国で二拠点生活するなど、「旅」をテーマに場所に縛られない働き方・ライフスタイルを満喫中。