島根は日本の中国地方、日本海側に位置する県。
海、温泉、山、星空など、クルマ旅で見たり感じたりする自然があふれる島根県。今回は車中泊をしながら冬の島根県を堪能してきました!
島根県のカメラにおさめたくなる景色、誰かに教えたくなる体験、美味しいご飯!
初めての場所に車で行く時は、駐車場や移動の道など、気になりますよね。
今回のスポットは、全てハイエースのスーパーロングバン(全長5380mm 全幅1880mm 全高2285mm)で移動し、駐車場もチェックしてきました。
島根県松江市にあるCarstayステーション「平田ショッピングセンターViVA」に前日車中泊をして、翌朝スタートです!
▼「平田ショッピングセンターViVA」の紹介記事はこちらをチェック!
まずは、島根県の北西、出雲大社から西へ約1km(車で約3分)にある「稲佐の浜」へ。
Carstayステーション「平田ショッピングセンター」からは車での約20分。朝一の移動も楽々です。
観光したいけど、「ちょっとゆっくり出発したい!」という希望は、アクセスの良い「Carstayステーション」が叶えてくれます。
稲佐の浜は、日本の渚百選にも選ばれた、白砂の美しい海岸。浜の中央には、神々しい雰囲気をもつ弁天島があり、海の神様、豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)が祀られています。
稲佐の浜は、数多くの神様をお迎えするパワースポット。
日本神話の「国譲り」や「国引き」の神話にゆかりがあり、毎年旧暦の10月10日に日本全国の神様をお迎えする「神迎神事(かみむかえしんじ)」が行われる神聖な場所です。
旧暦の10月のことを「神無月(かんなづき)」と呼びますが、出雲では「神在月(かみありつき)」と呼ぶことを知っていますか?その理由は、日本中の神様が出雲に集まるからなんです。
太陽に照らされる弁天島はとても神秘的。夕日のスポットとしても人気です。
景色を楽しんだら、白砂を少しいただいて次のスポットへ!
実は、稲佐の浜の砂を出雲大社の「ある場所」へ納め、同量の砂をお守りに持ち帰ると、神の御加護があると言われているんです。出雲大社へ参拝される方は、砂を持っていくために、チャックのついた小さな袋を準備しておくといいですよ。砂を納める場所は、後ほどお伝えしますね!
「稲佐の浜」の駐車場は、すぐ目の前にあり、トイレも完備されていますよ。
■稲佐の浜(いなさのはま)
住所:島根県出雲市大社町杵築北稲佐
番号:0853-53-2298(神門通り観光案内所)
駐車場:25台
「良い縁に結ばれたい」これを願っている人はぜひチェック。
稲佐の浜から車で約3分、「縁結び」のパワースポットとして知られる出雲大社へ、良縁を祈願しに行きましょう!
出雲大社に祀られているのは、「因幡のウサギ」の神話でウサギを助けた優しい「大国主大神(おおくにぬしのおおがみ)」様。その昔、豊な国を作った大国主大神様は、「国譲り」で出雲大社に移り住み、古から今も、そして、これからも、目に見えない「むすび」の力で世の中を幸せに導いてくれます。
カップルの縁や子宝や商売など、あらゆる「良縁」を結ぶ神様として、今も全国から参拝が絶えない出雲大社。
私は、バンライフを始めたことで、人や場所と、たくさんの「ご縁」をいただきました。
この記事をみていただけたのも、また縁ですね!感謝と、さらに良い縁に恵まれるよう、しっかり参拝してきましたよ。
人が少ない朝の出雲大社は、なんだかより神聖な気持ちで参拝できる気がします。
2018年、60年に1回の「平成の大遷宮」で約70万枚の檜皮(ひわだ)が敷き詰められた本殿の大屋根は圧巻!
出雲大社の参拝方法は、「二礼四拍手一礼」。他の神社での参拝方法、「二礼二拍手一礼」とは違うので、挨拶が届くように、間違えないよう注意です。拝殿と本殿前にある八足門で参拝した後、反時計回りに回ります。
そのまま進むと、本殿の北側に「素鵞社(そがのやしろ)」という、大国主大神様の親神様に当たる素戔嗚尊(すさのおのみこと)が祀られている社が現れます。
納めた砂は、ここでパワーをいただくのだそう。そして、ここが、先ほど「稲佐の浜」でいただいた砂を納める場所です!
参拝した後は、軒下にある砂が入った箱に持ってきた砂を納め、同量の砂をいただきます。持ち帰って自分の土地や畑に撒いたり、お守りにすると御加護があると言われていているので、ぜひやってみてくださいね。
出雲大社の周辺には、無料駐車場が多数あります。出雲大社の本殿に近い駐車場は、「出雲大社大駐車場 (外苑駐車場)」(6:00~20:00)で、普通車が385台収容可能。駐車場内に綺麗なトイレも完備されています。奥の出入り口は鋭角のカーブになっているので、キャンピングカーなど大きな車は手前の出入り口を利用してくださいね。
■出雲大社
住所:島根県出雲市大社町杵築東195(社務所)
電話:0853-53-3100
時間:お問合せ 8:30~17:00
休み:年中無休
駐車場:出雲大社大駐車場385台
出雲大社を参拝したあとは、日本一の高さの灯台「出雲日御碕灯台」を見に行きましょう!車で、約20分。突き出した島根半島最西端にそびえ立つ白亜の灯台です。
海面から灯塔の頭上までの高さが日本一で、明治36年(1903)に設置されてから100年以上、現役で海を守っています。
出雲日御碕灯台は、展望台へ登ることもできますよ!日本海と中国山地をのぞむ、360度のパノラマを体験してみてはいかがでしょうか?
■出雲日御碕灯台
住所:島根県出雲市大社町日御碕1478
番号:0853-54-5341
時間:9:00~16:30 ※土日祝は~17:00、10月~2月は~16:30
休み:なし
料金:大人(中学生以上)300円。小学生以下、障がい者 (介助の方1名まで)無料
灯台資料展示室/無料(※コロナのため閉館中)
駐車場:有り 第一駐車場63台、身障者2台、第二駐車場175台(バス約6台分)
交通アクセス/【車】山陰道 出雲ICより約30分 出雲大社から約20分
ランチやカフェ時間を「珈琲店蒼」で。
出雲日御碕灯台から約30分、稲佐の浜を通り過ぎ、右手に海をみながらドライブすると「珈琲店蒼」の看板が見えます。
「珈琲店蒼」は、目の前に日本海が広がる人気のカフェ。不定休なので、行く前に日程は要チェック。カウンターとテーブル席がありますが、伺った時はカウンターのみの営業でした。
「珈琲店蒼」では、牛すじカレー、自家製のスイーツ、自家焙煎の珈琲のランチセット(1,680円税込)を注文。スパイスが効いて、ほどよい辛さとトロトロの牛すじがうまいカレーを食べながら、海を眺める至福のひととき。車の中からも素敵な景色でしたが、お店から眺める海もまた、最高です。
チーズケーキは、しっとりして甘すぎず、うっすらレモンも酸味もある上品な味わい。おいしくいただきました。
驚いたのはコーヒーがポットで提供されたこと。たっぷり2杯分あり、ゆっくり景色と美味しいコーヒーを楽んでという、マスターの気持ちが嬉しいですね。とても心地よく過ごせるカフェを見つけてしまいました。
お店自体は奥にあるので、移動は看板を目印に。駐車位置に線はないので、利用する方々が駐車しやすいようにとめてくださいね。
■珈琲店蒼
住所: 島根県出雲市多伎町多岐461-1
電話:0853-86-3905 (※おひとりでの営業のため、電話に出られない場合もあります。)
時間:季節に応じて(店舗ホームページでご確認ください。)
休み:金曜日・不定休
駐車場:あり
E-mail:coffee.ao.2006@gmail.com
「珈琲店蒼」から車で1分の場所に、「道の駅キララ多岐」があります。
建物の裏手に海への階段があり、目の前にはキララビーチが広がります。年に数十回、イルカを見つけることもできるとか。
夏の海水浴シーズンは人が多く集まる人気のスポットです。
「道の駅キララ多伎」のある出雲市多伎町は、無花果栽培に最適な環境で、希少となった蓬莱柿(ほうらいし)という品種の特産地となっています。
旬は8月〜10月上旬。ここでは、年中楽しめるように、加工されたイチジク商品が数多く揃えられ、迷ってしまうほど。
イチジクソフトクリーム(300円税込)も美味しいです!
そして「道の駅キララ多伎」は車中泊可能な道の駅。日中は車通りが多いですが、夜間は少なく静か。床も平らで寝心地もよし。
リニューアルされたトイレは広くて綺麗。屋内にあり、夜間も明るく安心。
道の駅の休憩スペースには、24時間利用できるテーブルもあり、とても便利です。
2021年2月にリニューアルされたばかりのトイレは広々として綺麗なのが嬉しいですね。
車で約4分の場所には、「多伎いちじく温泉」(大人600円/人)が。硫酸塩泉の「比売の湯」と、食塩泉の「海神の湯」2つの源泉をもつ温泉で、湯上りはお肌もすべすべに。2つの温泉は毎日入れ替わるので、当日、翌日と両方入浴も可能です。大きな岩のある露天風呂の周りには、雰囲気のある小さな日本庭園。「ふぁ〜〜〜」と思わず声が出てしまうほど、リラックスできますよ。
■道の駅きらら多岐
住所:島根県出雲市多伎町多岐135-1
電話:0853-86-9080
時間:特産コーナー 9:00~18:30
ふれあいコーナー9:30~18:00
情報・休憩コーナー、トイレ 24時間
休み:休憩スペースは年中無休
駐車場:大型車7台・普通車157台・身障者用4台
■多伎いちじく温泉
住所:島根県出雲市多伎町久村654
電話:0853-86-2600
時間:10:00-21:00(入館最終受付20:30)
休み:年中無休
料金:一般(高校生以上)600円、小中学生400円、3歳から就学前200円、3歳未満無料、
65歳以上400円
駐車場:110台(大型車駐車可)
地図には載せていないのですが、もう1箇所おすすめの場所を!
それが、出雲大社と併せて参ると縁結びパワーが強くなると言われている「八重垣神社」。松江城で有名な松江市の中心街からは約10分、出雲大社からは車で約50分の距離です。出雲大社の大国主大神様の大親神様を祭る神社で、池に硬貨を浮かべて占う「縁占い」が人気のパワースポット!
八重垣神社は、ヤマタノオロチ神話で、巨大な蛇を退治した素盞嗚尊(すさのおのみこと)と稲田姫命(いなだひめのみこと)のご夫婦が祀られ、良縁成就や家庭円満のご利益がある神社。略奪婚が普通だった神話の時代に、初めて親に許しを求めて正式に結婚したことから、結婚式発祥の地の神社とも言われているんですよ。
893年に本殿内の壁画に描かれた素盞嗚尊と稲田姫命をはじめ、6神像を宝物収蔵庫で見ることができます。
「縁占い」は、素盞嗚尊が稲田姫命を大蛇から守ろうと、奥の院にある「鏡の池」にかくまい、稲田姫命が池の水を鏡や飲み水として使ったことが起源と言われています。「縁占い」は、池の奥底に眠っている稲田姫命の御魂が答えてくれるそう。
占い方は簡単。拝殿横の神札授与所で占い用紙(1枚100円)を授かって、その上に硬貨(10円か100円)をそっと置きます。あとは心の中でお願いごとをしながら待つだけ。
池の周りでは、占い結果を待つ人たちがじっと池に視線を送っています。
私の占い結果は、開始6分、岸の近くで可憐にシュッと沈んでいきました。近しい人と早いうちに縁がありそうで、嬉しいです。
駐車場は、合計120台収容可能な駐車場が2箇所ありますよ!
■八重垣神社
住所:島根県松江市佐草町227
電話:0852-21-1148
時間:9:00~17:00
休み:なし
料金:宝物収蔵庫拝観料 中学生以上200円、小学生100円、幼児無料
駐車場:約120台 無料
いかがでしたでしょうか?
島根県で行ってみたいスポットはありましたか?それぞれに説明しきれない魅力がたくさんあります。
車旅だからこそ、時間のアレンジが自由です!プランを書き換えたり、自分なりに楽しんでみてくださいね!
次回は、海沿いのスポットをご紹介します!
▼Carstayステーション「平田ショッピンセンターViVA」の予約・詳細はこちら
※緊急事態宣言発令に伴い、営業時間変更の場合があります。
※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止にご配慮のうえおでかけください。
マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
※2021年4月時点の情報です。