年間30-40日、家族4人でハイエース+キャンピングトレーラーで車中泊しながら、サーフィンやスキーなどアウトドアを楽しむ。 冬だけ雪国で二拠点生活するなど、「旅」をテーマに場所に縛られない働き方・ライフスタイルを満喫中。
「とうちゃんはテンネンパーマ」という名前で、夫とともに車中泊のYouTubeやブログを発信している、妻の「かあちゃん」です。
今回からVANLIFE JAPANで連載記事を書かせていただくことになりました!
車中泊歴は20年以上で、子連れで日本一周車中泊旅も達成!サーフィンやスキーなどアウトドアアクティビティを楽しむための手段として、夏は海・冬は雪山でバンライフを楽しんでいます。
そして、2022年の夏には、新しい相棒としてキャンピングトレーラーをゲットしました。
この連載では、キャンピングトレーラーを購入した経緯や、実際に旅をしているようす、「とうちゃんはテンネンパーマ」としての活動など、車中泊経験者ならではのリアルな情報を発信していきます。
今回は、下記の記事に続く第2弾として、キャンピングトレーラーをどこで、どうやって購入したのか、購入前や購入時に必要なこと・チェックしたいことなど、キャンピングトレーラーの購入を検討されている方にとって参考になる情報をお伝えしていきます!
キャンピングトレーラーは、車中泊の究極の理想形、「移動する家」です。
購入前の参考に、ぜひ記事を読んでみてください。
▼キャンピングトレーラーに乗り換えた理由は以下の記事をチェック!
キャンピングトレーラーの購入を検討する際、まずは「キャンピングカーショー」など、全国で開かれている展示会イベントに足を運び、実物を見てみるのが1番イメージが湧きやすいと思います。
展示されているのはすべて新車になりますが、
実際のキャンピングトレーラーを見ながら、購入する際の条件や購入後の使用シーンなどを具体的に詰めていくことができます。
キャンピングトレーラーは、東和モータース販売やデルタリンク・ボナンザなどキャンピングカーを扱っている販売店で扱っているケースが多いです。そうした販売店のWebサイトには、中古も含めて情報が載っているので、価格や装備などを比較できます。
私たちはキャンピングトレーラーが気になり出した数年前から、ネット検索をして情報収集していました。
新車は生産量が少なく、キャンピングカー同様に納車までかなり時間がかかります。新車を買うほどの予算は考えていなかったことと、中古車は在庫数が豊富ですぐに入手可能な点から、最初から中古車を狙っていたんです。
年式が古くても程度が良く、手頃な価格のものはすぐに売れてしまうことを知っていたので、掘り出し物がないかを常にチェックしていました。
ちなみに、「ヤフオク」でも中古のキャンピングトレーラーが出品されていますが、北海道からの出品者が圧倒的に多く、販売店に比べて格安のトレーラーが多い印象でした。
100万円を切るものもありましたが、実際に走れるものではなく、そのまま置いて別荘として使うことを前提としたトレーラーも多かったです。
安いものは車検が切れていたり、故障がある場合も多いので、事前に実際の状況を見極めて購入することをおすすめします。
ネットで良いものを見つけたら、実際に販売店に足を運んでみましょう。写真だけではわからない「外装や内装の程度やきれいさ」「設備がどこまで使えるか」「大きさは問題ないかどうか」などを、自分の目で確認できると安心です。
販売店のスタッフには見た目だけでなく、断熱材や電気システム、バッテリーやブレーキシステムなど、わからないことはすべて確認しておくことを忘れずに!
私たちは、相場よりも安く程度の良いキャンピングトレーラーをWebで見つけて、その翌日に見にいきました!イメージ通りの状態だったので、その日から1週間以内に購入を決断。
一軒家やマンション(物件)と同様に良いものは他の人も目をつけているので、なるべく早く決めた方が理想のトレーラーを手に入れやすいですよ。
「ヒッチメンバー」とは、キャンピングトレーラーを牽引車に接続するための装置です。自分でも取り付けは可能ですが、専門店に依頼した方が確実。私たちは、牽引車であるハイエースを購入した「FLEX」で取り付けをしてもらいました。
取り付けの際、ハイエースのフレームに加工が必要になるので「ハイエースの強度を熟知していて、加工技術が豊富」という理由でお願いしました。作業には半日ほどかかります。
一般的には、キャンピングトレーラーを扱っている販売店でヒッチメンバーを取り付けるようです。車種によって取り付け方法が異なるので、情報をたくさん持っている販売店なら安心ですね。
「950(キューゴーマル)登録」とは、牽引車の車検証に牽引可能なトレーラー等の車両総重量を記載することです。
これを行うことで、所有するトレーラーだけでなく、記載したトレーラー重量(主ブレーキありの場合1900kg以下)の範囲内のトレーラーを牽引することができるようになります。
950登録は自分で手続き可能で、陸運局へ必要な書類を出しに行くだけです。書類はヒッチメンバーを取り付けた会社に発行してもらいました。
当然ですが、キャンピングトレーラーを購入する前に駐車スペースの確保が必要です。我が家は自宅の敷地内に停めるスペースがあったので、そこに入るキャンピングトレーラーの大きさを測って探しました。
トレーラーを持っている友人の中には、駐車場を別途借りている人も多いです。乗用車よりも幅があるので、ゆとりを持って止められる場所をあらかじめ確保しておきましょう。
中古のキャンピングトレーラーを購入する際に、チェックした方が良いところをご紹介します。
私たちも販売店に見に行く際に、友人からチェックすべきポイントを聞いたり、SNSのトレーラーコミュニティで情報を収集しました。
キャンピングトレーラーの強度を左右するフレーム。ここに亀裂やヒビが入っていないか、錆びすぎてないかをチェックしましょう。
フレームに亀裂が入っているとそこから割れたり、溶接が折れてしまいます。
上部にあるルーフファンから雨漏りがしてこないか、以前雨漏りした形跡がないかどうかもチェックしましょう。
雨の日に使用していて天井から水が漏れてきたら大変です!もし雨漏りしている場合、保証範囲内になるので、事前に販売会社に修理してもらいましょう。
プロパンガスを積んでいる場合は、ヒーター・ボイラー・冷蔵庫をガスで動かすので、きちんと動作しているかチェックしましょう。
また、検査済みだとは思いますが、電気系統がすべて問題なく動くかどうか、ウィンカーやテールランプが牽引車と連動するかなども確認しておきましょう。
キャンピングトレーラー購入の連絡をしてからメンテナンス&検査をして、1ヶ月後に納品可能となりました。
いよいよ待ちに待ったキャンピングトレーラー購入の日!
トレーラーの見学の際は夫婦のみで行きましたが、今回は子供たちを含めた家族全員で販売店へ。待ちに待った新しい車中泊旅の相棒ができるということで、家族全員どきどきワクワクしながら向かいました。
書類記入などの手続きを済ませ、キャンピングトレーラーに移動して、仕様などの説明をひと通りスタッフの方から受けます。特に使い方については忘れないように、カメラで撮影しながら記録しました。
この時のようすは、記事の最後にあるYouTubeリンクより、動画で確認することができます。ぜひご覧ください!
1番大変だったのは、生まれて初めての、キャンピングトレーラーを牽引しての帰宅です(運転はもちろん夫)。後ろからついてくるキャンピングトレーラーのようすを、家族全員ドキドキしながらチェックし、出発しました。
お昼にどこかでランチをしようと思ったのですが、ハイエース+キャンピングトレーラーで全長10mもあるので、入れる駐車場が無いのです。コンビニで済ませようか?と思いましたが、関東近郊(埼玉県)のコンビニでも駐車場に入れないという事態が!
諦めて関越道に乗り、サービスエリアで遅めの昼食を取ることにしました。
予想以上に、都心でのキャンピングトレーラーの移動はハードルが高いぞ・・・!そんな洗礼を受けながら、なんとか自宅に到着。家族全員、終始ドキドキしていたので、無事に家についてホッとしました。
自宅に到着後は、「キャンピングトレーラーを駐車場に停める」という壮大なミッションが待っています。
実は、キャンピングトレーラーは大人2人で引っ張って動かすことが可能なんです。まず、道路に牽引した状態で駐車し、その後トレーラーを切り離して手で動かし、無事駐車場に収めることができました。
キャンピングトレーラーを購入したら、「帰宅が一番難易度が高い」ということを頭の片隅に置いておいてください。
狭い道を通らないで帰れるように事前にルートをチェックしたり、なにかあった時のためにガソリンを満タンにしていくことをおすすめします。
キャンピングトレーラーを購入して、もうすぐ1年が経ちます。
夏の北海道や冬の東北、海での車中泊などに出かけましたが、確実に言えることはこの「移動する家」を入手したことで、車中泊スタイルがガラリと変わったということです。
現地に到着してしまえば、そこには「家」があるわけです。車中泊快適度が、格段に上がりました!
牽引するときの大変さもあるので購入を数年間悩んでましたが、最後は勢いで決めて正解でした。この快適さは、実際に手に入れて経験してみないとわからないものです。
牽引時以外も、リモートワークスペースや、友達が遊びに来た時の離れとして活用できているので、購入して良かったと思っています。
キャンピングトレーラーの購入を検討されている方は、経験者の方や販売店に詳しく話を聞くなどして、確認しておきたいポイントを押さえておきましょう。
年間30-40日、家族4人でハイエース+キャンピングトレーラーで車中泊しながら、サーフィンやスキーなどアウトドアを楽しむ。 冬だけ雪国で二拠点生活するなど、「旅」をテーマに場所に縛られない働き方・ライフスタイルを満喫中。