新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの企業でテレワークが導入されています。自宅勤務に慣れてきて、なぜ今まで満員電車に乗ってわざわざ通勤をしていたのだろうか?とこれまでの働き方に疑問を覚えている人も多いのではないでしょうか?
私がちょうど1年前に、「バンライフ」をテーマに【なぜ今世界中の若者が「車中泊」に憧れ、「バンライフ」に熱狂しているのか?】という記事を書いたところ、大きな反響がありました。この記事では、米国で「VANLIFE」という、"車を通じた、時間と場所を選ばない自由で豊かなライフスタイル"が、防災意識やミニマリズムの台頭により、誕生したことを紹介させて頂きましたが、まさに今世界中に大きな影響を与えている、新型コロナウイルス感染症の影響により、私たち日本人の働き方や暮らし方にも大きな変化が訪れることが予想されます。
そして、そんなアフターコロナの世界に向けて必需品になるであろう「リチウムイオンバッテリー:Moving Base」について、この記事で紹介させて頂きます。
ZoomやHangout、Teamsなどのツールの普及により、テレワークが当たり前の時代になりました。そして、今は「テレワーク = 自宅勤務」というイメージを多くの人が持っていると思いますが、本質的には「場所を選ばない働き方」が一般化したということです。これは、戦後の日本の働き方において革命的な変化であり、初めて私たちが働く場所の不自由さから解放されたということになります。
これを、多くの方が実感するのは、アフターコロナの時代です。新型コロナウイルスが終息しても、優れた企業であれば、再び会社での勤務を義務付けることなく、社員に対してテレワークという働き方の選択肢を残すことでしょう。そして、ウィズコロナ→アフターコロナの世界の1番大きな変化は、言わずもがな、私たちが好きな場所へ出かけられるということです。特に、人混みの少ない、自然豊かな場所に行きたいと考える人は多いのではないでしょうか?
そこで、日の目を浴びるのは、バンライフという文化であると私は確信しています。家やカフェで働くのも良いですが、晴れた日には、海沿いでオンライン会議したり、マイナスイオンを浴びながらコーヒーを片手に作業する...という新しい働き方。夢があって、ワクワクしませんか?
しかし、今までバンライフを誰もが実践する上で、大きな課題がいくつかありました。1つ目は、先ほど述べたように、出社を義務付けられている会社が多かったことです。これまでは、一部のフリーランサーやインフルエンサーしか、バンライフを通じて働くというスタイルを実現出来ませんでした。
2つ目は、車内で働いたり、生活できるようなキャンピングカー・バンに乗るというハードルが高かったことです。今では、「Carstay」のようなキャンピングカーのシェアリングサービスが生まれましたが、それまでは気軽にバンライフを体験できる機会はありませんでした。
そして、最後に、家やオフィスと、車の最大の違いでもある、快適な電源環境を作るのが難しかったことです。当たり前ですが、家では契約していれば、24時間365日、いつでも好きなときに電源を使うことが出来ますが、車はそうではありません。車専用のバッテリーも販売されていましたが、特に大容量バッテリーは大量生産をしておらず、なかなか安価で購入することが困難だったのです。
そこで、以下では、これからの新しい働き方・暮らし方を支える「リチウムイオンバッテリー:Moving Base」の特徴を述べていきます。
新商品リチウムイオンバッテリー「Moving Base」を制作した藤谷 貴裕さんに内容について詳しく聞いてみました。
"バッテリーを開発するキッカケとなった出来事は、今所有しているキャンピングカー(フォード E-350)との出会いでした。最初にキャンピングカーと出会ったときは私はサラリーマンで、殺伐とした生活に癒しを求めている中、近所の中古車販売店でキャンピングカーと出会い、そのまま一目ぼれしそのまま購入。もともと車が好きだった事もあり、より車内で快適に過ごしたい一心で、老朽化している20年前のキャンピングカーに多くの改良を施していきました。その中でも最も力を入れたのがリチウムイオンバッテリーでした。
しかし、既存の電源システムでは長旅に耐えられる性能が無く、私のキャンピングカーも例外ではありませんでした。開発の初期には、電気自動車のバッテリーを分解し、自作で組み上げて製作。その経験を得て、オリジナルのバッテリーを制作し、自身のキャンピングカーを他の人に貸し出しつつ、誰が、どこで、どんな風に使っても問題が無いよう、1年間入念にテストを行いました。その結果、満足のいく、素晴らしい性能を発揮するバッテリーを完成させることが出来ました。そこで、同じ電源の悩みを持つ皆様の為に、快適なバンライフの作りのお手伝いができると思い、商品化に踏み切りました。"
"一般的なキャンピングカーには鉛バッテリーを用いたサブバッテリーシステムが搭載されています。鉛バッテリーは、安価ですが、その代わり、大きく、重く、寿命が短く、同時に大きな電力を供給できないという問題を抱えています。そのため、エアコンなどの消費電力の大きい家電製品を使用すると、あっという間にパワーダウンし、使い切ってしまうと寿命も短くなってしまいます。今回開発したリチウムイオンバッテリーはその問題点をすべて解決できるものです。"
"「Moving Base」シリーズのバッテリーは、バンライフ用に新規に設計されました。従来の鉛バッテリー電源システムからの変更は、特別な工事が必要なく簡単に設置可能です。その性能を鉛バッテリーと比較すると…
◎ 大容量による小型化・軽量化(重量当たりの電力量が2倍以上)
◎ 長寿命(サイクル寿命5000回以上 鉛バッテリーの10倍以上の寿命)
◎ 安定した電源供給(電圧降下(使用中のパワーダウン)なし)
◎ BMSによる過充電、過放電保護、短絡保護、加熱保護
◎ 100%メンテナンスフリー(酸性ミストの発生無し・横倒しでも使用可能)
バンライフ以外にも、移動販売車、ご家庭の非常用電源、オフグリッドまで幅広い用途に対応できます。今までのリチウムイオンバッテリーは値段・信頼性・施工性が問題で普及していませんでしたが、今回開発したバッテリーはこれらの点も大きく改善できたので、バンライフを楽しむすべての方々に体験して頂きたいです。"
"特にオススメしたいのは以下の方ですね。
◎ 現在キャンピングカー・バンを所有しており、鉛バッテリーがもうすぐ寿命が尽きようとしているという方
◎ 現在キャンピングカー・バンを所有しており、電力容量に不満があるという方
◎ これからバンライフを始めるにあたり、車内で快適に働きたい・過ごしたいと考えている方
「ムービングベースシリーズ」は高い負荷に耐えられる様、バンライフスペシャルシリーズに比べて、高性能な設計で非常に高い電流値で、放/充電が可能です。軽さとコンパクトさではバンライフスペシャルに劣りますが、格納スペースを確保することができる大きな車両であれば、良い選択と言えるでしょう。
「バンライフスペシャルシリーズ」は小さな車両の限られたスペースに設置を目的としています。バッテリーの性能としてはムービングベースに一歩譲りますが、さらに軽量化・小型化・コストダウン化を達成しており、幅広い車種に搭載することが可能になりました!6台まで直列/並列接続が可能で、連結接続すれば大容量バッテリーに変貌するポテンシャルを秘めています。既存の鉛ディープサイクルバッテリーの寸法も近いので、置き換え設置も簡単です。"
"リチウムイオンバッテリーを搭載してから、電源に悩むことがなくなりました。一番大きいことは、エアコンが不自由なく使用できることです。暑さの根本解決にはエアコンを使用するしかありませんが、バッテリー導入前は暑さを我慢していたことをよく覚えています...(笑) また、走行充電やソーラー充電も併せて行い、鉛バッテリーに比べ充電も非常に高速です。リチウムイオンバッテリーの性能を最大限発揮するためには、補器類も重要になってきますが、ソーラー充電機能を搭載したリチウムイオン用の新型インバーターも合わせて利用できて、とても快適です。"
いかがだったでしょうか?アフターコロナの新アイテム「Moving Base」、目が離せませんね。ちなみに、こちらのバッテリーは現在、新型コロナウイルス早期収束に向けて、医療機関にキャンピングカーを無償提供するプロジェクト「バンシェルター(VAN SHELTER)」のクラウドファンディングサイトCAMPFIREにて、2020年6月15日までの期間限定で、先行販売を実施していました。
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