バンライフしながら農業も。和歌山で1か月間みかん収穫
バンライフしながら農業も。和歌山で1か月間みかん収穫

バンライフしながら農業も。和歌山で1か月間みかん収穫

バンライファー夫婦のとおるんよしみんです!日産キャラバンで車に住むおうち型バンライフをしながら日本各地を旅しています。 2018年は世界一周、2019年6月から日本一周中。車中泊初心者&女子向けの情報を発信中(^^)!

日本一周をしているというと「仕事はしているの?」とよく聞かれます。

実際は観光をしている時間よりパソコン作業をしている方が長く、パソコンを使って仕事をしています。今こうやって文章を書いているのも仕事の一つ。

そのほかに、昨年の秋~冬にかけて初めて農業の仕事をしたので、今回はそのご紹介です。

農業をやりたくなったきっかけは農業体験!

農業をやりたくなったのは、Carstayで農業体験をしたことがきっかけでした。


バンライフで日本を周っているというと移動が多いイメージがあるかもしれませんが、私たちは1都道府県に2週間以上滞在しており、1番長いところだと3か月以上滞在していることもあります。1日の移動はほとんどが車。スーパーマーケットでの買い物や観光地で歩くことはありますが、たくさん歩くというわけでもなく、ましてスポーツをする事はほぼありません。そのため運動不足にもなります…。


運動しないとな…と思っていたとき、東京で農業体験をすることになりました。この体験を機に、自然の中で体を動かすことは「本当に最高!」と感じ、ほかの場所でも農業体験ができるところを探していました。


▼体験したのはこちら!



兵庫県にあるCarstayステーションの「古民家ステーション播磨CASAGOYA」で車中泊をしたときに、オーナーさんから援農キャラバンで冬に和歌山でみかん収穫を募集していることを教えてもらいました。



援農キャラバンとは、空き家をシェアハウスにして、住み込みで農作業をお手伝いするプロジェクトのことです。

2人とも「やりたいです!」と即答し、和歌山県有田市の名産物である有田みかんの収穫プロジェクトに参加させていただくことになりました。


いつも食べているものなのに実際にどうやってできているのか知らない

今回農業に興味をもったのは、いつもスーパーマーケットで購入している野菜や果物がどうやってできているのか、どうやって市場に出回っているのかを知りたいと思ったからでした。

私たちはバンライフを始める前に世界一周をしていたのですが、その間世界中の市場を見ました。各地の市場で豚や鶏が捌かれた姿のまま置いてある様子を見て、なんだか違和感を感じました。その違和感の正体は、日本のスーパーでは豚や鶏は捌いた後「トレーに入った綺麗な状態でしか見たことがないから」でした。



たくさんの動物から命をいただいて私たちは生きているのに、トレーの中に綺麗にお肉が入っているとどうしても命をいただいてる感覚がなくなってしまいます。これではいけないと思い、知り合いのところで自分たちの手で生きている鶏を捌き、いただく体験をしました。

それから鶏や豚、牛を食べるとき「命をいただいている」ことを強く実感しています。


今までは食肉処理場で誰かにやってもらっていてあまり考えていなかったですが、一度自分の手でやると食べ物に対して見方が変わりました。


これと同じで野菜や果物も売っているものを食べるだけではなく、実際に自分の手で収穫をしてみると普段食べている感覚とは違うのかな?と思って、農業体験をやってみたいと思いました。

みかん収穫は1か月間、朝から夕方まで

私たちはみかん畑で1日中ひたすらみかんの収穫をしました。

朝は7時頃にシェアハウスを出て8時には山に行って収穫開始。午前と午後の1回ずつ15分休憩と、昼は1時間休憩がありますが、それ以外はひたすら収穫です。

12〜1月は和歌山でも雪が降ることがあるので、寒い中収穫をしたので手がかじかむことも。休憩時間に温かいコーヒーや抹茶ラテも農家さんが準備してくださって心も体も温まりました。



てぼ(収穫かご)を肩にかけて収穫バサミでみかんを収穫していきます。

急斜面の山にみかんの木が生えているところもあり、高所恐怖症の私は滑り落ちないか恐怖を感じることもありました。大きなみかんの木は登って獲ることもあり、小さい頃木登りをしたことがない私は最初は怯えながら作業をしていました。

そうやって頑張って一つ一つ取ったみかんがてぼいっぱいになるとコンテナに入れます。コンテナは約20kgでいっぱいになるので、山で足場が悪いところで運ぶのは一苦労です。私は持ち上げるのが精一杯で動くことができないくらい重いです。



それを山の下まで持って降りるのですが、みかん畑は急斜面なところも多く、一つ一つ手で持っておりるのはかなりの重労働。そのためモノラックで山の下までおろします。

※モノラック:みかん畑に敷かれているレールをエンジンを使って山の下までおろすことができる機械



モノラックを使用して山の下まで運ばれたみかんはトラックで倉庫に運ばれます。その後倉庫では傷んでいるみかんは除いてサイズで分けて段ボールに入れてスーパーマーケットやお客さんの元まで運ばれます。


私たちは収穫しかしていないですが、みかんができるまでの間は花を取ったり、肥料をやったりとたくさんの作業があります。みかん収穫までにもたくさんの方が時間をかけて私たち消費者のもとまでみかんを届けてくれているんだと思うと、本当に感謝でしかありませんし、農家さんのおかげでいつも美味しくみかんが食べられているんだと実感しました。

みかん収穫をやってよかったことはたくさん

みかんについてたくさんのことを知ることができ、野菜や果物に興味を持てたこと

もちろんみかんは食べたことはありますが、あまりみかんについて詳しくありませんでした。

まずみかんの種類。私たちが収穫したのは早生(わせ)、山下紅(やましたべに)、中生(なかて)、晩生(おくて)の4種類。

素人の私には見分けることはなかなか難しいのですが、みかんは早生くらいしか種類を知らなかったので他にもたくさんの種類があることを知って驚きました。



また「みかん以外の野菜や果物はどうやって作っているんだろう?」「運転中に畑を見ると何を作っているのかな?」と思ったり、スーパーマーケットで野菜や果物を購入するときには「どこで獲れているのか」など気になるようになりました。

みかんのさまざまな料理に挑戦できたこと

みかんをたくさんいただいたので、みかんゼリーやみかんジャムにしたり、ピーチリキュールをみかん果汁で割ってカクテルを作ったりして、みかんを使ったいろいろな料理に挑戦しました。

今までは皮をむいてそのままみかんを食べていたので、さまざまなみかんの楽しみ方を知ることができて、いい経験になりました!

手が黄色くなりながらみかんを絞ったのもいい思い出です。


収穫の時、和歌山のおすすめを地元の方にたくさん教えてもらえたこと


一緒にみかん収穫をしたみなさん


1か月近く10〜15人のかたと一緒にみかん収穫をしたので、和歌山おすすめスポット、グルメ、方言などをたくさん教えていただきました。地元の方と毎日朝から夕方までいろいろなお話をする機会はなかなかないので、とても良い経験になりました。

和歌山のラーメンのお供は早寿司(はやずし)という酢を使ったサバ寿司を食べることを知り、和歌山ラーメンと早寿司を食べに行ったり、和歌山弁で話してみたりと楽しい思い出がたくさんできました。



1か月ちょっとの短い期間でしたが、知らないことだらけで本当に勉強になりました。他の野菜や果物についてもわからないことがたくさんあるので、これからも農業体験を続けていきたいと思っています。

まとめ:バンライフしながら農業はおすすめ!

バンライフをしたいけど、仕事がないからどうしようかと迷っているかたへ。

農業なら、日本各地のいろいろな野菜や果物の収穫は人手不足で人員を募集しているところも多いです。

実際に収穫を経験することで、普段食べている野菜や果物についての理解が深まるのでおすすめですよ♪


▼YouTubeでも様子を公開していますので、よろしければご覧ください!


▼バンライフの収入事情の紹介記事はこちら


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