昭和女子大学の4年生。専門は中国語。コロナ禍で大学の授業がオンラインになり、軽バンを借りて、授業を受けながら1ヶ月間のバンライフを経験。1年後、ハイエースをかりて、またオンライン授業を受けながら1ヶ月間のバンライフを経験。現在は、現役大学生が本格バンライフをする「大学生×バンライフ」のための準備中。
みなさんこんにちは!女子大生バンライファーのメイです。私はCarstay次世代バンライフ・アンバサダーの初代アンバサダーとして若い世代にバンライフの魅力を広める活動をしています。現在は60万円で購入した福祉車両をキャンピングカー へと改造中!
シリーズ第1回目の〜車購入編〜では、「どうやったら車を安く買えるのか」「そもそも車ってどうやって買うの?」など、バンライフのための車を購入するにあたり、私がはじめに知っておきたかったことをシェアしました。とても好評で嬉しかったです!
シリーズ第2回目の今回は「事前手続き編」です!今回、車を購入することが初めてでした。車に関する知識もなかったため、様々な手続きが予定通りに進まず、2度も納車の日を延期することになってしまいました。今回は、私が経験した数々の失敗を元に、学んだことをシェアしていきたいと思います!ちなみに、私が購入したのは中古車で、車種は日産キャラバンE25の福祉車両です。
【今回の記事はこんなかたにおすすめ】
【目次】
バンライフとは、車を拠点に生活するライフスタイルのことを指します。その最大の魅力は、家自体が動くこと。時間と場所にとらわれず、誰もが好きなときに、好きな場所で好きな人と過ごすことができる、新たなライフスタイルです。
車契約時、手元に必要なお金がなく車両本体の金額を支払うので精一杯でした。そこで、お店に代行してもらう内容の中からいくつかの手続きを自分で行うことにしました。そうすれば代行の費用をその場で払わなくて済むので、少しの時間稼ぎになるかなと(笑)また、自分で手続きをしたらお店でやってもらうより安いはず!と意気込んでいました。
しかし、初心者が全て自分でやるというのはなかなか大変でした…。
手続き代行の費用はお店によって異なりますが、私が車を購入したお店では以下の見積もりを提示していただきました。
・登録・届出費用 39,900円
・行政書士料 5,800円
・車検申請費用 13,800円
・県外登録費用 20,000円
・重量税 34,200円
・自賠責保険(25ヶ月分) 20,610円
→ひとまず合計134,310円払わなくてよくなった
全部です(笑)完全に個人の考えですが、初心者がこれを全て行うのは情報を調べることに費やす時間を考慮すると大変コスパが悪い!そして、沢山調べて自分でやってみた割に、大して安くならない…!「少しでも安くしたい」という理由なら自分でやることおすすめしません。でも私みたいに「お金カツカツだから少しでも時間を稼ぎたい」というかたは、ぜひ私の失敗を参考にしていただければと思います!
ここから詳しくそのコスパの悪さについてご紹介していきます。
車の契約書にサインをし、次回お店に来る時はいよいよ納車の日!お店の人に以下のものを持ってくるように言われました。
・仮ナンバー
・車庫証明書
・免許証
・印鑑
仮ナンバー!?車庫証明!?自分でこれらの代行を断っておいて、全く意味のわからない単語でした。とりあえず車庫証明書の方が時間がかかりそうなので、車庫証明書から取り掛かることにしました。しかし車庫証明書を取得するには、どうやら駐車場を契約しなければいけないらしい…やばい、そんなの知らなかった(笑)
車庫証明書(正式名称:自動車保管場所証明書)は、車購入の際に必要な証明書です。車庫証明書取得までの主な流れとしては、「駐車場を確保→警察署で申請→数日後警察署で受け取り」といった感じ。詳しく説明していきます。
車庫証明を取得するには、長期的に車を置ける駐車場が必要です。住んでいる家に駐車スペースがあればいいのですが、そうでない場合は駐車場を他で探すことになります。筆者の場合、当時暮らしていた実家の駐車場は親が既に使用していたため、新たに駐車場を借りることになりました。
駐車場を契約する際「車を買ったので車庫証明を取りに行くんです」と不動産会社のかたに伝えると、必要な書類をくれたり、アドバイスもくれるのでスムーズに進みますよ!
以下は、保管場所として申請するにあたり必要な要件です。
(引用:警視庁HPより)
駐車場が確保できたら、次は車庫証明書を申請するための書類を揃えます。
自動車の保管場所を管轄する警察署に、準備した書類を持っていき申請します。申請にかかる費用は以下の通りです。
申請をした数日後、もう一度警察署に行き完成した書類を受け取ります。基本的には3日〜1週間前後と言われていますが、申請時に「◯日以降にまた来てください」と言われます。交付にかかる費用は以下の通りです。
これで車庫証明はOK。あとは仮ナンバーを入手するだけ!と思いきや…
どうやら仮ナンバーを借りるには自賠責保険に加入している必要があるらしいです。そんなの知らなかった…(笑)仮ナンバーは実際に運転する日に申請をすると聞いていたので、ギリギリになって自賠責保険に加入しなければいけなかったことが判明。仮ナンバーを借りるのが間に合わず、結局納車は延期になってしまいました。
自動車の保険は主に自賠責保険と任意保険の2つに分かれています。
自賠責保険:自賠責保険は、車を公道で走行させるためには加入が必須です。加入義務があります。
任意保険:任意保険は、自賠責保険では補償されない部分を補償します。加入義務はありませんが、万が一事故を起こした時にこれがないと大変です。
自賠責保険を扱う損害保険会社の営業所や支店窓口で行います。他にもバイクや車の販売店、ディーラーやカー用品店、修理工場なども保険代理店となっているので、加入手続きが可能です。必要書類を持参して加入申請を行えば即日に手続きが終了し、自賠責保険証明書が発行されます。ただし、ガソリンスタンドの場合は自賠責保険証明書が即日発行できず、後日渡しになる可能性もあるので事前に確認しておきましょう。
・車台番号や登録番号など、自動車の情報がわかるもの(自動車検査証等)
以下は自賠責保険加入にかかった費用です。
・自賠責保険(25ヶ月分) ¥23,140
・陸運局までの交通費→私は8ナンバーだったので陸運局まで行きました。
私が今回の記事を書いた理由はここにあります。どこを調べても載っていなかった情報をシェアします。
ガソリンスタンドで自賠責保険に加入できるとのことなので、ガソリンスタンドにいきました。「今日こそは自賠責保険に加入して、仮ナンバーを借りて、午後には納車に向かうぞ!」と意気込んでいました。しかし、ガソリンスタンドに着くと「8ナンバー?うちではお断りさせていただきます。」と、8ナンバーと言った瞬間断られてしまったのです。他の代理店にも沢山電話してきてみたのですが、どこも8ナンバーは難しいとのこと。そこで車に詳しい知り合いに聞いてみたところ、陸運局なら確実に自賠責保険に加入でできるとのことが判明!陸運局に行って、無事その場で自賠責保険に加入することができました!加入した保険期間は25ヶ月です。私の自宅から結局陸運局は距離があり、車屋さんのある千葉まで行く時間が足りず、この日も納車は断念。また車屋さんに納車の延期のための電話をしました。2度目の納車延期です。
私が購入した車は日産キャラバンE25で福祉車両です。これをこれから8ナンバーのキャンピングカーに改造しようと考えています。8ナンバーって何!?自分は何登録なんだ!?というかたはこちらの記事をご覧ください。
8ナンバーは特殊なので、一般の場所では自賠責保険に加入できない可能性が高いです。8ナンバーの方は陸運局に行かれることをおすすめします。
いよいよ今日が納車の日!市役所で仮ナンバーを借りたらいよいよお店に向かいます!と思いきや、一番近くの市役所が開いていない…。そう、この日は土曜日。土日祝日は基本市役所はどこも閉庁の日ですよね、すっかり忘れていました…。
もう2回も納車を延期してるし、なんとしてでも行かなければいけない!調べてみるとなんと土曜日でもやっている市役所があったのです!すぐに電話をして仮ナンバーが発行できるか確認してみると、7回目の電話で仮ナンバーを発行している市役所を見つけることができました!いや〜よかったよかった!
仮ナンバーの正式名称は「自動車臨時運行許可」といい、車検が切れていても車が公道を臨時で走るために必要な仮のナンバープレートのことです。私の場合は、千葉のお店から東京の自宅まで車を移動するために必要でした。
・申請者の住所がわかる運転免許証などの本人確認書類
・自動車臨時運行許可申請書(窓口にあります)
・自動車を確認するための書類(自動車検査証、一時抹消登録証明書、自動車検査証返納証明書等)
・自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証明書)
以下は自賠責保険加入にかかった費用です。
・仮ナンバー許可手数料 ¥750
今回は、車購入時の手続きについて紹介させていただきました。もしかしたら、説明だけ聞いても手続きの流れのイメージが湧きにくいと感じたかたもいらっしゃるかもしれません。
自分への言い聞かせでもありますが、なるべく代行はお店の人にやってもらうことと、時間に余裕を持って手続きを進めることをおすすめします !
この記事が、みなさんのバンライフのスタートに少しでもお役に立てたら幸いです!
尚、本記事は2022年1月時点での情報をもとに執筆したものです。規定や費用は都度変更が生じる可能性があるので、随時ご自身でリサーチし確認してくださいね!
昭和女子大学の4年生。専門は中国語。コロナ禍で大学の授業がオンラインになり、軽バンを借りて、授業を受けながら1ヶ月間のバンライフを経験。1年後、ハイエースをかりて、またオンライン授業を受けながら1ヶ月間のバンライフを経験。現在は、現役大学生が本格バンライフをする「大学生×バンライフ」のための準備中。