キャンプや車中泊で料理を作る際、片付けのことを考えずに調理を始めると、想像以上の洗い物や生ごみが発生してしまい撤収時の負担になることがあります。
洗い物ができる状況であればまとめて撤収時に、洗い物ができない場合は収納できる状態をあらかじめ準備しておいて家で洗う、の2パターンが考えられます。
そのために大切なのは「食品のロスが少なく器や鍋をすぐに片付けられて、使用する調理器具を減らすこと」!
今回ご紹介する内容は、ワンポットでできる料理や洗い物が減る便利食材を使ったキャンプ飯です。
ワンポットなので、洗い物が減って片付けが簡単になり、アウトドアライフをもっと楽しめるようになります。
この記事では、年間30泊以上バックパックキャンプをしてきたプロキャンパーの実践スキルを伝授。洗い物ができない山中でキャンプ飯を手軽に楽しむために実践してきた鍋やフライパンひとつでできるワンポット料理、片付けや調理工程が簡単になる便利な食材とカップラーメンや鍋の残り汁が簡単に処分できる便利グッズを紹介します。
また、車を汚さないように車内と車外それぞれに適した調理法についても説明されていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事を読めば、片付けが面倒であきらめてきた料理も「これならできる、やってみよう」と思えるはず!
片付けを気にしなくていい料理なら、場所を気にせず楽しめます。
しかし、数日の短期滞在であるキャンプや車中泊では片付け、撤収のことを考えながら、道具を用意したり物事を進めることが基本です。
そのため、キャンプや車中泊で楽しめるキャンプ飯はシンプルな工程かつ片付けが簡単な料理が最適。
なぜなら、複雑な調理工程は調理器具や食器を多く使うからです。
洗い物が多く、多くの食材を使うケースが大半なので食品ロスの要因にもなってしまいます。
インスタント食品や湯せんでできるレトルト食品を利用するという手もありますが、もう少し上級キャンプを楽しむのであれば、下ごしらえが済んでいる便利食材を利用したワンポットキャンプ飯を試してみませんか?
食材の計量や下ごしらえが済んでいるものを使うことで、使用する調理器具や発生する生ごみが少なく、手軽においしいキャンプ飯を楽しむことができます。
食器はウェットシートなどで拭けば洗い場まで持っていける状態にできて、片付けも簡単。
味も自宅で作るものに負けない料理がキャンプや車中泊で楽しめます。
▼車中泊で出るゴミを最小限に抑える方法はこちらでチェック!
高温になった油に水分が加わると小さく爆発し、油やソースが車内に飛び散ります。
油を使う調理は、車の外で行いましょう。
換気がしっかりできている場合、鍋などの煮込み料理であれば問題ありません。
車内で調理する際は油を使わず火力に注意して行いましょう。
▼火を使わず車中飯を作る方法もあります
ここからは、冷凍食品やチルド食品などの便利食材を材料にプラスして火を通すだけでできる簡単なワンポットキャンプ飯と鍋や麺料理などでスープが余って処分に困った時に活躍する便利グッズを紹介します。
冷凍の豚汁の具で簡単煮込み料理です。
具の内容はさといも、だいこん、にんじん、豚肉、ごぼう、ねぎ。
材料がカットされ、火が通った状態で冷凍されているので、調理工程は火を通すだけ。
このまま豚汁を作っても十分おいしいのですが、食材をプラスしてアレンジして他の料理を作ることもできます!
一つ目は、もつ煮です。
<材料>
冷凍の豚汁の具 1袋
もつ 150g
液体みそ 適量
にんにくチューブ 小さじ1
しょうがチューブ 小さじ1
水 材料が浸る程度
これらを鍋に加えて煮込むだけです。
ボリュームがあってお酒のつまみにもなり、具材が減ったらうどんを入れて食べてもおいしいです。
液体みそはダシも入っていて持ち運びやすく便利でした。
2つ目は、ほうとうです。
<材料>
食材 分量
冷凍の豚汁の具 1袋
ほうとう 100g
液体みそ 適量
コンビニのカボチャ煮 1袋
水 600ml
ほうとうは先に麺以外の材料を煮込んで最後に麺を入れて柔らかくなればできあがりです。
スーパーでカットしたカボチャが売っていますが、コンビニのカボチャ煮の方が手軽で便利でした。
次は野菜を一つ加えてフライパンで炒めるだけで、本格的な中華になるメニュー!
まずは、中華料理の主な材料である下ごしらえが済んでいるチルド食品を紹介します。
それはこちら、日本ハムの「中華名菜シリーズ」です。
中華の魅力は炒め物。
そのためには、油通しや湯通しが済んだ食材に合わせ調味料を入れて一気に炒めるのがコツ。
中華名菜シリーズはこれらの下ごしらえが済んでいるため野外でも気軽に中華料理が楽しめます。
ピーマンを加えたチンジャオロースー。
キャベツを加えたホイコーロー。
刻みネギを加えて炒めるだけのエビチリ。
この時はパンがあったので、マヨネーズを加えてはさんで「エビマヨパン」にしました。
こちらは油を使って炒めるため、車内ではなく車外で調理できる場合におすすめです。
車中泊やキャンプでメニューがマンネリ化していると感じたら、挑戦してみてください。
最後に鍋やカップラーメンで余った汁をゴミ袋に入れて処分できる便利グッズです。
流しがない場所で困ることのひとつに、残り汁の処分があります。
自然の中にそのまま捨てるわけにはいかず、水道が近くにない車中泊やキャンプで悩んだ経験があると思います。
そこで、飲みきれず残ったスープを固めて捨てられる凝固剤「残った麺スープ固めてポン」という商品です。
吸水性の樹脂が入った凝固剤でスープに入れると固まるため、袋に入れて燃えるゴミとして処分することができます。
1袋で180ccの量が固められ、固まりにくい場合は追加すると固まりやすくなります。
3・12・30袋入りの3種類があり、多めに持っておけばいざという時にも安心です。
アウトドアはいつもと違った環境や自然の中で過ごすことが魅力です。
最初は新鮮だったキャンプ料理も、慣れてくるとだんだん効率を優先して、インスタント食品で済ましてしまいがちです。
日常でもよく使う冷凍やチルド食材を利用することで簡単でおいしいキャンプ飯が、調理工程や片付けを気にせず楽しむことができます。
アウトドアもっと食事を楽しみたいと思っているかたはこの記事を参考に料理を作ってみてくださいね。
▼チルド食品以外にも使える食材で作った車中泊飯を紹介した記事はこちら!
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