東京出身、箱根移住歴6年のフリーランスライター・カメラマン。複数のWebメディアにて料理・生活・バンライフ・アウトドア等の記事を執筆中。 夫婦でデザイン・DIYしたバンで「休日バンライフ」(車中泊)を日常的に楽しんでいます。
車中泊旅やバンライフにかかせない存在となった大容量のポータブル電源。この1〜2年で数多くのメーカーが、それぞれ特徴のある商品を多数発売しています。
そんなポータブル電源の中でも特に人気の高いブランド「Jackery」から、今年3月に新製品「Jackery ポータブル電源 Ace1500」が発売されました。
電気容量・定格出力ともに超パワフルで、ご家庭で普段使っているさまざまな電気製品に対応できる優れものです!屋外や車内でも家と同じように電気製品が使えるとあって、発売から数ヶ月で早くも大人気の商品となっているんですよ。
今回はそんな「Jackery ポータブル電源 Ace1500」をいち早くゲットした筆者が、驚きのスペックとともに、製品のメリット・デメリットや、実際に使用してみた感想をレビューしてみたいと思います。
ポータブル電源を購入する予定のある方、車中泊用のポータブル電源選びで迷っている方は、ぜひ記事をチェックしてみてください!
まずは「Jackery ポータブル電源 Ace1500」本体のスペックから見ていきましょう。
電気容量は1,488Wh/413,400mAh。スマートフォンなら約136回、冬の車中泊に欠かせない電気毛布はなんと約17時間の使用が可能になっており、2〜3日程度の車中泊旅でも電気残量の心配なく、安心して使用することができます。
通常はフル充電に約5.5時間かかりますが、約3.5時間でフル充電できる「ツインターボシステム」という機能を搭載しており、急なおでかけでも短時間で充電を完了してすぐに出かけることが可能です。
またソーラー充電にも対応しており、100Wのソーラーパネルなら約22時間でフル充電が完了!1週間以上の長期のおでかけや、家を持たずクルマで生活する「バンライフ」にも最適ですよ。
本体は800回以上の充放電に耐えられる設計となっているので、長く安心して使用することができますね。
「Jackery ポータブル電源 Ace1500」は定格出力1800W・瞬間最大出力3600Wと、他のポータブルバッテリーとは比べ物にならないレベルの高出力&ハイパワー。
車中泊も含めたアウトドアシーンでは使用が難しかった、ホットプレートやIHクッキングヒーター・ドライヤーなども、自宅と変わらず使用することができるんです。
さらに車載用の冷蔵庫やポータブルクーラー・扇風機にも使え、DIY時には電気ドリルも屋外での使用が可能。これだけの容量とパワーがあれば、アウトドアシーンだけでなく災害時にも使うことができますよ。
本体前面にはカラーで視認性の高い「スマートスクリーン」を搭載し、電池残量や接続状況、インプット・アウトプットなども表示されており、使用時の状態をパッとひと目で確認することができます。
ポータブル電源初心者さんや機械に疎い方にも優しい、見やすくわかりやすいスクリーン設計ですね。
AC出力はコンセントを3口、DC出力はUSB-A端子を2口、USB-C端子を1口、シガーソケットは1口搭載されています。さまざまな電気製品とつないで、便利に使うことができますよ。
容量・パワーとも申し分ない「Jackery ポータブル電源 Ace1500」ですが、本体サイズは355×253×265mmと、他のポータブル電源よりは少し大きめサイズとなっています。重量もずっしりと15kgあり、力の弱い方や女性・おこさまがひとりで持ち運ぶのはなかなか難しいといった印象です。
実際筆者も(40代の女性です)本体取手をつかんで両手で持ち上げ、ゆっくりカニ歩きで時間をかけ、よいしょよいしょと自宅からクルマまで運び出しましたが、かなり力を使い、後日腕が筋肉痛になってしまうほどでした。
男性でも力の弱い方は、両手で普通に持ち歩くのもかなりきついのではないでしょうか。
とはいえ、普段から自宅で使用している家電が使えてしまう大容量・高出力のポータブル電源が、この大きさ・重さで収まっていることは画期的といえます。
使い勝手を選ぶか、軽くて持ち運びしやすいものを選ぶのかは、ポータブル電源を使用するシーンや頻度を想定して考えると良いかもしれません。
普段から車内で夏は扇風機、冬は電気毛布にとポータブル電源を使用している筆者ですが、いままで持っていたポータブル電源は本体は小さく軽い商品で容量・出力も低い商品でした。
「Jackery ポータブル電源 Ace1500」は高出力のポータブル電源ということなので、いままでは使用することができなかったIHクッキングヒーターがどの程度使えるのか、実際につないで調理をしてみました。
IHクッキングヒーターは1000Wのものですが、1番強い火力で問題なくきれいに目玉焼きを焼くことができました。火力が強いこともあり、焼き上がりまでの時間もあっという間。
ただし、ポータブル電源本体の熱(温度)の関係か?長時間加熱した際にはエラーで止まってしまうことがありました。
野菜炒めや煮込み料理など一定時間加熱し続ける必要がある料理を作るときには、最大火力ではなく中程度の火力に設定した方がよいかもしれません。
自宅で毎日使っているドライヤーを「Jackery ポータブル電源 Ace1500」につないで濡れた髪を乾かしてみました。
ショートボブの長さの髪がしっかりと乾くまで、途中で止まることもなく安定してドライヤーを使用することができました。これはかなり感動です!
いままでは日帰り温泉等でドライヤーがなかったり、壊れて使えなかったりして髪が乾かせずに途方に暮れる・・・なんてことありましたが、「Jackery ポータブル電源 Ace1500」があれば、車内でゆっくり髪を乾かすことができそうです。
お風呂上がりだけでなく、朝のスタイリングにドライヤーやコテを使いたい、という方にもおすすめですよ。
IHクッキングヒーターやドライヤー以外にも、ホットプレートやポータブルクーラーも使うことができます!旅の楽しみが増え、車内での快適さが格段にアップするのではないでしょうか。
今回は、ポータブル電源の中でも超パワフルな「Jackery ポータブル電源 Ace1500」のスペックやメリット・デメリット、使用してみての感想などをご紹介しました。
大容量&高出力のポータブル電源ということで、期待通りの使用感でした。これだけの容量とパワーがあれば、車中泊やバンライフでの旅の自由度が増え、いままで不可能だったさまざまな過ごし方を選ぶことが可能になっていくのではないでしょうか。
とはいえ、本体価格が¥176,000(税込)とかなり高額になるため、購入前にお値段分しっかりと活用できるかどうかの精査が必要かと思います。
価格に見合う使い方ができるのであれば、ハイパワーのポータブル電源を探している方に「Jackery ポータブル電源 Ace1500」はかなりおすすめです。ぜひ選択肢の中に入れてみてくださいね。
▼ポータブルバッテリー「RIVER600PRO」のご紹介はこちら
▼Carstayに登録されているサブバッテリーつきの車はこちら
東京出身、箱根移住歴6年のフリーランスライター・カメラマン。複数のWebメディアにて料理・生活・バンライフ・アウトドア等の記事を執筆中。 夫婦でデザイン・DIYしたバンで「休日バンライフ」(車中泊)を日常的に楽しんでいます。