今回は、休日に車中泊をしたりバンの中で過ごす「休日(週末)バンライフ」についてご紹介します。
「休日バンライフ」とは、普段は家(屋内)で過ごし、休日を車中泊仕様にカスタマイズしたバンで過ごす方法です。クルマにプライベートな空間を作り、好きな場所に移動するというスタイルは、withコロナ時代の新しいライフスタイルとしておすすめです。
バンライフはレジャーとしてだけでなく、場所に縛られないオフィスとしてリモートワークへの活用などでも注目されてきています。
「バンライフのことがちょっと気になるな、経験してみたいな」というかたは、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
バンライフとは「ベッドや生活用品をクルマに載せて生活拠点をクルマに移し、旅をしながら暮らす」という欧米発のライフスタイルで、日本でもSNSやYouTubeを中心に広がりをみせています。
そのバンライフを実践する人々は「バンライファー」と呼ばれています。実際に家を手放して日本中を旅しながら、そのようすをブログやYouTubeで発信するバンライファーが、この1〜2年でかなり増えてきたと感じています。
ただし、「どこでも仕事ができる環境を整えたうえで、家を手放して生活拠点をクルマに移す」ということを実践しようとすると、乗り越えるべき課題がいろいろと出てくるのです。
今の日本では、完全に家(=決まった住所)を持たないバンライフを実践する際、準備したりリスクとして覚えておくべきことがいくつかあります。
家を手放し生活の拠点をクルマに移そうとすると、「住民票をどこに置くのか」「郵便物はどうするのか」という問題があります。日本の法律では「住所=クルマ」は認められておらず、クルマや携帯電話を契約する際にも、自分の暮らしている「現住所」が必要です。
実際にバンライフをしている人の多くは、実家に住民票を移すことで、郵便物を保管することでこの課題に対応しているようです。
特定の場所に留まらず旅するように暮らすには、仕事や収入源をどうするかといった点が課題となります。
PCやタブレットなどの仕事道具とネットに繋がる環境さえあれば、どこにいても仕事ができるという方も一定数いると思います。しかし、現場に出向く必要があったり、住む場所が決められている環境で仕事をされている方にとっては、このハードルを超えることは難しいかもしれません。
コロナ禍にリモートワークが一気に広まったとはいえ、一部の業種や職種に限られている印象です。
台風や大雨、地震などの災害が起こったときにどう行動するかは、バンライフを始める前に考えておきたいポイントです。災害以外にも、記録的な猛暑や大雪など、バンライフを行う上では対策をとっておくべきことが数多くあります。
「家を手放すことで身軽になる」というのがバンライフの醍醐味ではありますが、すべての人がバンライフに向いているわけではありません。
とりあえず最初のうちだけでも、「家」という生活基盤は手放さずにいたほうが安心かもしれません。
今住んでいる家を手放さずに現状の生活を維持したまま、気軽にバンライフを楽しむ方法があれば、少しハードルが下がるのではないかと思います。そこで今回ご紹介したいのが、私たち夫婦が実践している「休日(週末)バンライフ」です。
生活基盤を維持したままの「休日バンライフ」であれば、猛暑が続く真夏や大雨、大雪の警報が出ている日などは、無理に出かけず家にいることも選択できます。
また体調が悪いときには自宅で休養することができますし、万が一出先で体調を崩しても、家に帰って屋内でゆっくりと休むことが可能です。バンライフ初心者によっては、安心・安全な選択になると思います。
「住む場所や仕事などの生活基盤を維持したままスタートできる」というのは、テスト的にバンライフを体験してみるときにもおすすめできるスタイルです。
現在私たち夫婦も、生活拠点である家や仕事は維持したまま、自分たち好みにカスタマイズしたベッドや生活用品を搭載したバンで、休日に行きたい場所へ行き、のんびりと過ごしています。
新型コロナウイルスの影響で世界中でリモートワークが注目されるようになりましたが、それと同時に「リモートワークに適した仕事場所が少ない」という問題も浮き彫りになりました。
リモートワークができる職業であっても、自宅では家族やペットがいて仕事に集中できないということもあるでしょう。
カフェやファミレスでは、PCを開いて作業すると会議や電話に気軽に出ることができず、環境に少し不便さを感じるかたもいるかもしれません。
そんな中、クルマに仕事道具を積み込んで車内でパソコンを開き、好きな場所をその日のオフィスするといった、キャンピングカーやバンライフ仕様のクルマを利用した「ワーケーション」のスタイルが、注目され始めています。
絶景ポイントにクルマを停めて景色を眺めれば、清々しい気持ちで仕事を進めることが可能です。
「休日バンライフ」と「リモートワーク」がこれからもっとシンクロしていくことで、「お気に入りの場所までクルマで出かけ、そこを自分のオフィスにする」といった働き方が広がっていく未来も、そう遠くはないかもしれません。
そう考えるだけで、なんだかワクワクしてきませんか?
寝転がったりPC作業をするには、ある程度広さのあるクルマが必要になります。また長時間作業をしたり、車内で扇風機(サーキュレーター)を使うのなら、ポータブル電源があると安心です。
最近はキャンピングカーのほかに、アウトドアで過ごすためにカスタマイズされた車中泊仕様の車両をレンタルできるサービスが充実してきています。
通常のレンタカーと同じ感覚で車中泊可能なバンライフ向けの車両を借りることができますし、ほとんどのクルマが作業用のテーブルやイス、就寝用のベッドと簡易なキッチン、そしてクルマのバッテリーとは別に電源を備えています。
調理器具や食器など必要なものも揃っているため、1泊程度のバンライフであれば、あとは着替えと洗面用具を持ち込む程度で気軽に利用することが可能です。
ただし、クルマのグレードにもよりますが、通常のレンタカーと比べると価格は比較的高めの設定となっているようです。
私たちがみなさんにオススメしたいレンタルサービスのひとつとして、Carstay株式会社が提供する「バンシェア」というものがあります。個人(または法人)が所有するキャンピングカーと、キャンピングカーを借りたい人をつなげるマッチングサービス、といったところでしょうか。
キャンピングカーやバンを所有している方々の多くは、それを日常的に使用することは少なく、旅行期間以外はガレージで眠っていることが多いようです。
バンシェアは、普段ガレージで眠っているキャンピングカーを、個人向けに貸し出しするサービス。他のキャンピングカーレンタルサービスよりも、比較的安い価格でキャンピングカーを借りることが可能です。
一般的なキャンピングカーだけでなく、車中泊しやすいようにDIYなどでカスタマイズされた車両も登録されているので、多数あるキャンピングカーの中から、乗ってみたいクルマやお好みの車両を選んで予約することができますよ。
そしてキャンピングカーやバン専用の保険もついているので、万が一のことが起きたときも安心。まずは休日バンライフがどんな物なのか試してみたいという方に、特におすすめしたいサービスです。
また、車中泊スポットも多数登録されているので、実際にクルマを停めて寝泊まりする際の場所探しにも役立ちます。
▼Carstayのサービスはこちらからチェック!
今回は、私たち夫婦も実践している「休日(週末)バンライフ」について、そのメリットや楽しみ方、そして気軽に試せるサービスをご紹介しました。
クルマの中にプライベートな空間を作り、休日は車内で楽しむ「休日バンライフ」。withコロナ時代の新しいレジャーや働き方、ライフスタイルとして、今後もますます注目を集めていくのではないでしょうか。
自家用車を車中泊仕様にするために、大規模なDIYやカスタマイズをしなくてもOK。
キャンピングカーをレンタルしたり、自家用車に寝具や食料品・着替えなどを積み込んで「休日バンライフ」を体験してみることも可能ですので、興味のある方は、ぜひ一度休日バンライフを体験してみてくださいね!