自動運転の時代到来!赤井成彰が考える、モバイルハウスの暮らしが日常化するかもしれない未来のこと
自動運転の時代到来!赤井成彰が考える、モバイルハウスの暮らしが日常化するかもしれない未来のこと

自動運転の時代到来!赤井成彰が考える、モバイルハウスの暮らしが日常化するかもしれない未来のこと

“新しい幸せな暮らし“を探す生活冒険家。自作したモバイルハウスに住みながら、“生活冒険家“として新しいライフスタイルを探す冒険をしている。YouTubeで暮らしの様子を発信中。 Instagram/Twitter: @nariakiakai

モバイルハウスでバンライフしている、生活冒険家の赤井成彰です。”新しい幸せな暮らし方”を探すべく、400日間のモバイルハウス生活を行った僕が「自動運転で変化する暮らしをモバイルハウス」について考えてみました。

自動運転って実際どうなの?


自動運転は未来のことだと思っていませんか?


実は、自動運転はすでに暮らしに入り込んでいるのです。そもそも、自動運転とはレベル0から5までの段階に分けられており、レベル0がドライバーが全ての運転操作を行う状態、レベル1は運転操作の一部をシステムが行う状態、レベル2が運転操作の複数をシステムが行う状態です。(システムが高速道路で自動でハンドル切る、前方の車両との車間距離を調整してくれるなど。)このような車はすでに国内でも走っていますよね


そしてレベル3になると、運転責任はドライバーにありますが、一定条件下においては周囲認識もシステムが行い、ドライバーは周囲を監視する必要もなくなる状態。レベル4になると、運転責任はメーカーとなり、ドライバーは周囲を監視する必要もなくなる状態。レベル5は、条件なしに全ての走行を自動運転化できる状態と定義されています。レベル5を以て、完全な自動運転社会となるわけですね。(※1)

自動運転の現状について


日本では、2020年4月にレベル3の車両が走行できるように法律が改定され、自動運転がより一層身近なものとなっています。さらに、日本政府は2025年までに自家用車の高速道路における走行の完全自動化を目指しているのです。つまりレベル4の導入です。たった5年で、高速道路ではハンドルを握らないでいい世界が来るなんて自動運転の世界は実はかなり近くまで来ているのですね!(※2)


僕個人としては、自動運転にもかかわらずドライバーに責任があるレベル3は普及は難しく、レベル4に法改正されたタイミングで自動運転が一気に普及するのではないかと考えています。実は運転があまり得意ではない僕としては、2025年のレベル4導入が待ち遠しいです!笑

HINOとTOYOTAの描く自動運転社会

日野自動車の「FlatFormer」


自動運転がレベル5に到達して運転席が不要になった際には、自動車の形が変わると言われています。今回は、トラックで有名な日野自動車株式会社(以下、日野)とトヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)が提案する”未来の自動車”の形を紹介します。


日野は、2019年の東京モーターショーで「FlatFormer」という製品を発表しました。FlatFormerは言うなれば「自動運転台車」です。日野はモビリティは移動や輸送に留まらず、サービスを提供する”場”になると考えています。サービスは多種多様であるため、モビリティもそれに対応し「変幻自在」であることを形にしたのがFlatFormerです。FlatFormerは台車型であるため上に載せる機能、空間によって役割が変わります。


搭載するものでFlatFormerのサービスが変幻自在に変わる。


一方、トヨタは2018年に「e-Palette」というコンセプトを打ち出しています。トヨタはe-Paletteを「これまでのクルマの概念を超えて、お客様にサービスを含めた新たな価値が提供できる未来のモビリティ社会の実現に向けた、大きな一歩」と発表しており、やはり自動車が単なる輸送手段ではなく、サービスごと移動するようになることに言及しています。


トヨタ自動車の「e-Palette」


日野もトヨタも自動車の役割が輸送を超えて「サービスやインフラが動く未来」を想定しているのです。

モバイルハウスは”自動運転のある暮らしSTEP.0”

キャンパーフェス2019


僕は日野とトヨタのコンセプト見た時に思いました。「これモバイルハウスやん」と。2019年に長野県安曇野市で行われた、モバイルハウスビレッジ2019に参加したのですが、そこでは、様々な機能を持つモバイルハウスが集まり、その様子はさながら”1日限りの動く町”のようでした。


そして、トヨタが描くe-Paletteが集まって作る”On Demand City” はまるでキャンパーフェス会場の景色だったのです。つまり、モバイルハウスは来たる自動運転社会をアナログに体験している”自動運転のある暮らしSTEP.0だと言えます。


トヨタが描くe-Paletteが集まって作る”On Demand City”

機能が多様化するモバイルハウスと自動運転の未来

調理機能を兼ね備えたモバイルハウス


モバイルハウスは、”ハウス”と名前がついていますが、僕は”ルーム”的な要素が強いと思っています。つまり、「動く個室」です。部屋は内装次第で、寝室、居間、トイレ、風呂といった家的な機能はもちろん、店舗、事務所、公園、図書館などとして使うこともできます。すでに、モバイルハウスの中にはサウナや移動販売車、移動公園、移動図書館、移動美術館として活動しているものがあり、それはまさに”動くサービス”となっています。この点においてもモバイルハウスは日野、トヨタが描く未来と合致しています。

モバイルハウスで自動運転社会を体験しよう!


これからの自動車の未来とモバイルハウスは非常に似ており、「家が動く」ということは当たり前な社会が来るかもしれません。モバイルハウスはそのような未来を擬似体験できるツールとしての側面も持っているのです。


もちろん、いきなりモバイルハウスを製作、購入して暮らしを始めることは難しいと思います。しかし、車中泊やCarstayで移動型の暮らしを体験することはできると思います。移動型の暮らしを体験することで。未来の暮らしに思いを馳せてみてはいかがでしょうか?


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“新しい幸せな暮らし“を探す生活冒険家。自作したモバイルハウスに住みながら、“生活冒険家“として新しいライフスタイルを探す冒険をしている。YouTubeで暮らしの様子を発信中。 Instagram/Twitter: @nariakiakai

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