毎朝違う景色を見るために。モバイルハウス冒険家の旅は終わらない| 赤井成彰
毎朝違う景色を見るために。モバイルハウス冒険家の旅は終わらない| 赤井成彰

毎朝違う景色を見るために。モバイルハウス冒険家の旅は終わらない| 赤井成彰

初心者バンライファーです!

VANLIFERS特集では、車で生活する次世代のライフスタイル「VAV LIFE(バンライフ)」を送る、素敵な方々をご紹介します。今回は、大企業を退職して、20代でモバイルハウスを制作し、「荷台冒険家」としてモバイルハウスを通じた新しい生き方を探す冒険に挑戦する、赤井成彰(あかい・なりあき)さんに、その魅力に迫りました!

移動しながら、違う景色を見て、いろんな人と暮らせるバンライフとの出会い

赤井さんのバンライフ歴と、そのキッカケを教えて下さい

モバイルハウスは2018年10月に制作を開始して、2019年1月に完成しました。ので、まだ車中泊歴は4ヶ月ほどの、新人バンライファーです(笑)。私がこのライフスタイルに行き着くには、ちょっとストーリーがありまして。小学校5年生のときに、家族でハワイに行ったんです。そこで、ハワイの雰囲気に一目惚れして、”将来は絶対ハワイに住むぞ”って。その想いは10年後の大学生になっても持っていたんですね。そして、ハワイに住むには英語が必要だからと、21歳のときにワーキングホリデービザを使い、カナダで1年間過ごしました。そこで、たまたまアメリカ西海岸の国立公園を巡る17日間のバスツアーに参加したんです。


すごいグローバルですね!この体験がVANLIFERになるキッカケとなったんでしょうか?

はい、このツアーには世界中から20カ国・30人が集まったのですが、みんなで国立公園を歩いて、ご飯を食べて、夜は星を見て、そして夜間もバスは走り続けて、朝起きたら全然違う場所で目覚めるという企画でした。この、“毎朝、違う景色が見える”というのが感動的でして、ある日は30℃以上もあったのに、次の日は雪が積もってたり。そんな、"移動しながら、違う景色を見て、色んな人と暮らす"というライフスタイルにぼんやりと憧れを持つようになりました。



帰国後の新たな出会いとタイニーハウスのために始めたクラウドファンディング

なるほど。その後に日本へ帰国されたのでしょうか?

はい。でも、すぐに念願のハワイに行きました。23歳のときです。2ヶ月間、「プチ移住」をテーマにハワイ島で現地の人と過ごしました。その中で、自給自足の暮らしを体験する機会があって、自然の恩恵を直に受けながら自分たちの力で生きている人たちの生活に衝撃を受けました。その時に、いつかこんなライフスタイルを送ってみたい、また絶対ハワイ島に戻ってくるぞと決意して、帰国の途につきました。


さっきから写真から伝わってくるワイルド感がすごい…!(笑) 

ありがとうございます(笑) 。アメリカとハワイの海外経験が、今の私の土台となってますね。そして、帰国後に(株)バンダイに新卒で入社して、2018年に丸4年間勤めて退職しました。サラリーマンをしながらハワイへの移住を企てる中で、まずは貯金だ!と思い自身の出費を見直しました。その当時、家賃8万円の家に住んでいたのですが、 “何で寝るだけなのに年間100万円も払わないといけないんだろう?”って思ってしまったんです。丁度その時にネットで「タイニーハウス」の存在を知って。”350万円で作れて、動かせて。しかも家賃が0円じゃん!”って興奮しました。そして、バンライフについて調べるうちに、Twitterで「荷台夫婦」の龍本司運さんを発見。タイニーハウスよりも安く自分の家が手に入ることを知り、”俺もモバイルハウス作ってみたい!”って思って。居ても立ってもいられず、すぐにしうんさんに会いに行きました。


しうんさんの影響力すごい!作り方も教えて貰ったのですか?

そうなんです。そして、しうんさんの友人の傍嶋飛龍さんが運営する、神奈川藤野にある「廃材エコヴィレッジゆるゆる」にて、しうんさんと飛龍さんが主催するモバイルハウス製作ワークショップに参加させて頂いたんです(このとき、大堀幹生さんも一緒でした!)。そこでモバイルハウスの作り方を学び、そのまま滞在しながら自分のモバイルハウスを作らせてもらうことになりました。


え、そんな場所があるんですね!ちなみに、結構お金かかったんじゃないですか?

トラック購入費と建築資材費合わせて約70万円かかりました。けど、今回の製作費用は全額クラウドファンディングで集めたんです。たまたま、友人がレコード屋の立ち上げでクラファンをやってることを知って、私も真似してみようって。ただ、自分が思ってるよりも大変だったのですが、多くの温かい支援者さまに恵まれ、無事に目標額を集めることが出来ました。




クラファンでも目立ちそうな企画ですものね!でもこれ作るの大変だったんじゃないですか?

はい、モバイルハウスどころかDIYすら素人だったので (笑)。 本当に私1人じゃ作ることは出来ませんでした。モバイルハウスを僕に出会わせてくれたしうんさん、制作場所と素敵なモバイルハウス仲間をご紹介下さった飛龍さん制作を手伝って下さった方々、そして、クラファンやSNSで応援して下さった数多くの方々のお力で、約3ヶ月間かけて無事にモバイルハウス「Toby号」が完成しました。完成した時は、本当に感動しましたね。一人で雄叫びを上げてました(笑)。ちなみに、モバイルハウスの制作過程はYoutubeでも配信してますので、ぜひ見て貰えたら嬉しいです!


< Before >

< After >

自由に移動しながら暮らす生き方を体現したい!

すごい!赤井さんの人徳ですね…!ちなみに「Toby号」の名前に由来は?

元々ネットで見たタイニーハウスの影響で、デザインを「」っぽくしたいな、というのは感覚的に決めていたので、名前をつけるなら魚かな〜と思ってまして。そこで、「トビウオ」は?と友人にアイデアをもらい。「トビウオ」いいな〜と思って空を見たらトンビが気持ち良さそうに飛んでいて。海から空へぶっ飛んで違う世界を見る「トビウオ」と自由に飛びながら世界を見渡す「トンビ」から名前をもらい「Toby(とびー号)」がいいなって。ちなみに、Tobyの車窓からは、景色がこんなに綺麗に観えるんですよ。


Tobyらしい景色!この車窓から毎朝違う景色が観れるの最高ですね。もし宜しければ、今後の野望とか聞かせて下さい!

それはね、やっぱりハワイなんですよ(笑)。モバイルハウスを作ろうと決意した理由の一つに、日本とハワイの2拠点生活にモバイルハウスがぴったりだと思ったことがあって。ハワイではジャングル生活、日本ではモバイルハウス生活をすれば、日本にいない間の家賃もかからない、四季のある日本で快適な場所に移動することもできる。そんな、自由に移動しながら暮らす生き方(=バンライフ)を体現したいと思っています。


モバイルハウス生活を少しでも多くの人が幸せになれるキッカケにしたい!

赤井さんの今後の冒険、私もとっても楽しみです!最後に、赤井さんが実践されている、新しい旅・暮らし“VANLIFE” に興味を持つ読者のみなさまにメッセージをお願いします!

新しいライフスタイルを探してくるので見ていてください!

YouTubeやnoteを始めたのも、”自分の挑戦のためのみならず、多くの方の人生がより幸せになるきっかけになりたい”という想いからなんです。私はモバイルハウス生活を通して必要なもの、不必要なもの、家賃のこと、インフラのこと、今までの生活との違い、そうした気づきを発信していくので、是非みなさまご自身の生活と照らし合わせてみてほしいなと思っています。私のモバイルハウス生活が、少しでも多くの幸せが増えるきっかけになれたらと心から思っています。

お話を伺った方:赤井成彰(あかい・なりあき)さんプロフィール

荷台冒険家ライフスタイルエクスプローラー。新しい"住"の形を探すべく、モバイルハウスの製作&居住プロジェクトに挑戦中!面白い人、場所、食を求めてモバイルハウス"Toby"と冒険の旅にいざ出発!🚚



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