今回は、自作キャンピングカーで愛犬2匹と夫婦で車中泊旅を楽しむカムラフウフのりょうこさん・ゆうたさんにお話を伺いました。YouTubeでは、ハイエースのDIYや、愛犬との旅のようすを配信しているおふたり。
なぜ車中泊旅を始めたのか、日本一周でのエピソード、DIYしたキャンピングカーのこだわりポイント、愛犬との車中泊旅に対する想いをご紹介します。
りょうこ: 私たちは、2021年の10月に勤めていた会社を辞めて、同年の12月から軽自動車で愛犬2匹と夫婦で日本一周をスタートしました。2023年9月に約2年かけて日本一周をし、達成後に籍を入れて、夫婦になりました。
その後に、購入したハイエースをキャンピングカー仕様にDIYして、今は愛犬2匹(ちびすけ、ぼーた)と、夫婦で車中泊やキャンプ、愛犬とのお出かけを楽しんでいます。
ゆうた: バンライフを始める前は、保護犬活動なども行っている会社が運営する、ペットフレンドリーな遊園地のCFOとして働いていました。その会社で、りょうこさんにも出会ったんです。
りょうこ: お互い衣食住より仕事というくらいの仕事人間だったのですが、会社ではなく自分たちのために時間を使いたい、新たな人生を送りたいと思うようになりました。
仕事を辞めて何をしようかと考えた時に、「そもそも私たちって日本のこととか、自分たちがやってる仕事以外のことを何も知らない」ということに気づいたんです。
ゆうた: もっと色んな経験を通して、知識を吸収し、今後の人生や仕事にも活かしたいと思い、色々ネットで調べていたら日本一周というものを知り、ワンちゃんが2匹いるので車中泊ですることに決めました。
バンライフといえば、DIYしたバンやキャンピングカーなどが主流でしたが、まずお試しに始めてみるというところで、元々持っていたDIYなし軽自動車で車中泊旅を始めました。
ゆうた: 軽自動車旅の良いところは、小回りが利くこと。色んな道に入って行けましたし、燃費が良かったです。また、日本一周の様子を発信するためにYouTubeを始めたのですが、DIYなし軽自動車で車中泊旅の発信をしている人がほとんどいなかったので、そういった面でも反響がありましたね。
りょうこ: 大変だったことは、寝るために荷物をすべて整理して、車内を全部就寝モードにしないといけないので、気軽に休めなかったことですね。それが毎日のルーティーンだったので慣れもありましたが、雨の日は本当に地獄でした(笑)
ゆうた: 旅の中で日本全国1204箇所ある「道の駅スタンプ」を集めて回りました。
元々集める予定はなかったのですが、道の駅は車中泊するためによく利用していて、日本一周を達成したことって証拠として何かが残るわけではないので、せっかく道の駅行くんだったら、なにか思い出に残ることをやろうということになりました。
道の駅のスタンプラリーは認定証がもらえるので、それをもらって日本一周を達成したということにしたんです。
りょうこ: 先日、最後の1つのスタンプを集めに長崎県の五島列島までフェリーとレンタカーで行ってきたんです。そしたらなんと、2週間の電気工事中で臨時休館でした…
問い合わせたところ、臨時休館中は写真を撮れば行ったことに認定してもらえるということで、なんとか全国1204箇所を回ることができました!ただ、スタンプを押すことにこだわって旅をしてきたのですごく悔しいですが、また老後の楽しみとしてとっておいて、いつか五島列島へ旅行に行きたいと思います。
ゆうた: 2023年の9月から12月まで約3か月間、CarstayのMobi Lab. のシェアガレージをお借りして、作業を行いました。(DIYシェアガレージは、現在、後述の「SAny.KIT」購入者限定で利用可能)
まったく車に関しての知識がないなかで始めたのですが、車に関してちょっと知識がついたのと、やっぱり自分たちのやりたいことを形にできるんだという達成感や喜びがあったので、DIYに挑戦してよかったです。
りょうこ: また、視聴者さんのハイエース乗りのかたなどとお話ができるようになり、幅が広がったことも嬉しかったです。
りょうこ: 大変だったことはたくさんあったのですが、特に電装系や塗装は大変でした。ただ、困った時はMobi Lab.さんに助けていただいたので本当に助かりましたし、ありがたかったです。
Mobi Lab.のかたは、仕事と趣味を両立しながら、自分の人生をしっかり楽しんでるかたが多かった印象でした。自由なんですが、人に流されず、自分を持ちながらしっかりと仕事に向き合っている皆さんと関わることができたのは、自分たちにとっていい刺激でした。
ゆうた: 5パターンに変化できるベッドですね。①フラットになる就寝モード ②両端のマットを一段下げて、テーブルと椅子で対面式で座れるモード ③上にあるマットを全部下に下げて、ワンちゃんと同じ目線でリラックスできるようなモード ④テーブルをリアの部分に寄せて、カウンタースタイルで外を見ながらくつろげるモード ⑤マットを外して、両端に収納すると、ハイエースの元々の収納力を活かせるモード、という形で色んな楽しみ方ができるんです。
設計やDIYも完全に初心者でしたが、色んな人たちのYouTubeを観て、良いところをかいつまみ、工夫してこのスタイルが完成しました。
りょうこ: 2つ目は天井ですね。時間をかけてニス塗りした木の色味や、天井の両端の切れ目が見えないように工夫したら綺麗にハマったので気に入ってます。
りょうこ: あと、水道があると便利でいつも使っています。最初は汚したくないから、使いたくなかったんですが、汚れたらタンクや配管も買って自分たちで付け替えたらいいや!と考えるようになると、使いやすくなり、本当に洗い物などをする時に重宝しています。
りょうこ: ワンちゃんを飼っている人間としては、やっぱりワンちゃんは家族なんですよ。本当に子どもみたいな感じです。一緒に連れて行くことによって、ニコニコ笑ったり、クンクンと匂いを嗅いでいたりするんですよね。
すごく砂浜が好きで、冬場とかの人がいないところでちょっと離してあげて、全力で楽しんでる様子を見ると、一緒に同じ景色を共有できてよかったなと思います。人間よりも短い寿命だからこそ、できる限り同じ時間を共有し合いたいと思っています。
会社で働いていた時は、8時間お留守番で、お散歩もあんまり行けてなかったこともありました。
やっぱりそうやって終わるワンちゃんの人生もあると思うのですが、ちょっとでも休みの日にワンちゃんを連れて車中泊やお出かけに行くというだけで、いい刺激や思い出になると思います。なので、愛犬家のかたたちにも、そういった考えをより深くもってほしいなって思います。
ゆうた: たとえば、ワンちゃんを遊園地に連れて行って、ワンちゃんが楽しんでるかどうかってわかんないじゃないですか。でもワンちゃんにとっては、ご主人と一緒にいれる時間が一番幸せなことだと考えると、旅行に行くためにペットホテルに預けることはできるけれど、そうではなくて常に一緒にいれる状態を考えてあげるのが、飼い主として何かワンちゃんにできる幸せを提供できることなんじゃないかなって。そう考えると、ワンちゃんと自由に旅ができるバンライフっていいなと思います。
YouTubeでは、愛犬と一緒にクルマで旅をしている様子を発信していきたいと思っています。
どうしてもペットを飼うと、旅行に行きづらくなるという意見が多いんですが、ペットを飼ってらっしゃるかたたちに、愛犬との車中泊旅みたいなのも選択肢に増やしていきたいなと思っています。
また、すでに愛犬と車中泊旅を楽しんでいるかたには、ペットと楽しめる旅先や施設を紹介して、次の旅先の参考になるような動画を配信していきたいと思っています。
2021年の12月から約2年かけて軽自動車で愛犬2匹と日本一周をスタート。現在は、ハイエースをキャンピングカー仕様にDIYするようすや、愛犬2匹(ちびすけ、ぼーた)と、夫婦で車中泊やおでかけを楽しむようすを、YouTubeなどのSNSで発信中。
Carstayの自社工場「Mobi Lab.」では、ハイエースカスタムのコンプリートモデル「SAny.VAN(サニーバン)」の開発、販売を行っています。
「SAny.VAN」は、購入を検討する前に車両をレンタルし、実際に乗ってみる(車中泊してみる)こともできます。こちらはペット乗車OKの車両となっておりますので、気になるかたは、こちらのページからお試しください。
また、「SAny.VAN」の詳細をもっと知りたい、資料がほしいというかたは、下記の公式ウェブサイトからお気軽にお問い合わせください。