年間30-40日、家族4人でハイエース+キャンピングトレーラーで車中泊しながら、サーフィンやスキーなどアウトドアを楽しむ。 冬だけ雪国で二拠点生活するなど、「旅」をテーマに場所に縛られない働き方・ライフスタイルを満喫中。
前回の記事では、中古キャンピングトレーラーの外装を全塗装して、新品同様に生まれ変わるようすをご紹介しました。
そして今回は、キャンピングカーのDIY「内装編」です。
16年落ちの古いキャンピングトレーラーの内装を、西海岸風(カリフォルニアスタイル)にDIY!そのときのようすを、使った材料なども含めて詳しくご紹介したいと思います。
これからキャンピングカーやトレーラーのDIYを考えている方の参考になれば幸いです。
▼中古キャンピングトレーラーの外装を全塗装した記事はこちら
キャンピングトレーラーの内装DIYで、最初に手をつけたのが「カーテン」です。
中古キャンピングトレーラー購入時は、写真のようにレースと通常のカーテンの2種類が付いてました。しかし、レース部分は切れている箇所があり、カーテンを留めているパーツも経年劣化で割れている箇所がありました。
何より、色やデザインが好みではなかったんです。
カーテンを新しくするために、まずレースのカーテンの既製品探しからスタートしたのですが、キャンピングトレーラーの窓のサイズに合うカーテンって無いんですよね・・・。ぴったりサイズのカーテンはオーダー品になってしまうのですが、そうなると価格が高くなってしまいます。
結局、好きな布地を選んで自分で作ることにしました。
布地はネット通販でも購入が可能ですが、探している途中でIKEAにも売っているという情報をゲット!キャンピングトレーラー内に飾るインテリアや、キッチングッズなども欲しかったので、IKEAに見にいきました。
IKEAの店舗で気に入った布地を見つけて、150cm幅の布を5.5m分購入。(IKEAは自分が直接必要な布地をカットするスタイル)。掛かった費用は3,500円くらいでした。
既製品やオーダー品を買うより、圧倒的に安いです!
カーテンレールは既製品を使わず、突っ張り棒を使いました。突っ張り棒にリングを通して布を挟める「カーテンリング」もIKEAで購入。
簡単に済ませたかったので、裁断した布はミシンで縫わずに、アイロンテープで貼り付けるだけにしました。手間をかけずに、おしゃれなカーテンに生まれ変わったと思います!
カーテンは薄い生地なので「断熱性は大丈夫なの?」と思われる方もいるかもしれません。しかし、我が家のキャンピングトレーラーには、写真のような目隠しシェードが付いています。
このシェードにどのくらいの断熱性があるのかはわかりませんが、DIY後の年末年始に東北のスキー場巡りをしたときには、FFヒーターを使っていたこともあり、寒さはまったく問題ありませんでした。
夜もこの目隠しシェードを下げるだけでOK。カーテンは昼間に車外からの視線を遮ったり、日光を緩く遮断するために使っており、薄い布地でも十分役立っています。
カーテンと同時にDIYとして着手したのが、トレーラー内に2つ設置してあるテーブル。テーブルの天板が、いかにも「昔のキャンピングカー」という感じだったので、DIYすることにしました。
まず最初に、テーブル1箇所に小さな穴が空いていたので、そこを木工用パテで埋めました。テーブルの表面には、100均のリメイクシートを使用。リメイクシートはデザインの種類も豊富で、自分好みの柄を見つけることができたんですよ。
リメイクシートを貼り付ける際、はくり紙は一気にはがさず、ようすを見ながらゆっくりと貼っていくのがポイントです。
100均のリメイクシートは防水性は無いのですが、今のところ使っていて問題はありません。ただし、使っているうちに、部分的に剥がれてくることもあるようです。
長く使い続けたい場合は、価格が多少アップしても、防水性のあるリメイクシートを購入するのがおすすめです。
内装で多くの面積を占めるのが、ソファーシートのクッションです。
しかし、さすが16年落ちの中古キャンピングトレーラー。このシートカバーが何とも言えない年季と時代を感じさせています。ここを自分好みに変えることで、一気にイケてる度が増すはず!と考えました。
まずはネットでソファーカバーを探し始めましたが、このキャンピングトレーラーのソファーは特殊なサイズ。多少の加工を加えるとしても、既製品のカバーでは難しい、ということに気づいたのです。
そこで、裁縫が苦手でミシンすら持っていない私が一念発起して、イチから作ることを決意しました!
さっそく布をネットで探し始めたのですが、デザインがいろいろとありすぎて迷う、迷う・・・。車内の内装DIYを始める場合、必ず事前に内装のコンセプトをしっかりと決めておいた方が良いですね。
私たちの車中泊旅は海で過ごすことが多いのと、波乗りが趣味ということもあり、「カリフォルニアスタイル」とコンセプトを決めて、内装DIYに必要なグッズを探し始めました。
いろいろと迷った挙句、デニム生地を選択。ベットカバーにもなることを考えた場合、生地にも強度があった方が良いと思ったからです。
ダブルベッドの座る部分と背もたれ部分のシート、2段ベッド部分の座る部分と背もたれ部分のシートのサイズを測っていき、サイズに合わせて布を購入。布は幅が150cm以上のものに絞って選び、最終的に購入した布地は9.5mの長さに!掛かった費用は15,000円ほどでした。
デニムは、生地の縮みや色落ちを防ぐために「水通し(水やぬるま湯につけて、陰干しする作業)が必要になります。(デニムの素材によっては「水通し」しなくて良い生地もアリ)
水通しをした後、多少シワが出てしまった生地にアイロンをかけています。
今回は上記の写真のように、ソファーの裏側にゴムで止める、ボックスシーツのような作りにしました。生地をカットして、あとはひたすらママ友に借りたミシンで縫っていきます。
子供たちが寝たあとや早朝、土日の隙間時間を使って作りました。実は採寸ミスで布が足りないことに気づき、途中で追加発注もしましたが、2週間くらいで無事完成です。
サイズは問題ないはずですが、実際にソファーに被せてみないと合っているかわからず・・・。ドキドキしながら被せると、写真のようにぴったり!
キャンピングトレーラー内のすべてのソファーに問題なく装着でき、とても安心しました。
次は、床の張り替えです。もともとは、写真のように白いクッションフロアの上に、グレーの薄いカーペットが敷いてありました。
私たちは海へいくことが多いので、カーペットだと細かい砂が入り込んで手入れがとても大変なんです。そこで、このカーペットは剥がして処分し、その上に別の柄のクッションフロアを敷くことにしました。
クッションフロアは、ホームセンターで幅90cmのものを6m購入。掛かった費用は6,000円程度です。
キャンピングトレーラーの天井には、12V照明が2つ付いていました。しかし、これがちょっと暗い・・・。もっと明るさが欲しいと思い、100VのLEDライトを取り付けることにしました。
LEDライトは長さが7.2mで、1,980円ほど。車内全体の窓側に這わせることで一気に明るくなり、雰囲気のよいインテリアになりました。
キャンピングトレーラーを普段自宅の駐車場に置いていることもあり、家から直接100Vの電源を引いて使用しています。車中泊などででかけた時には、ポータブル電源から給電を。
消費電力がわずか16wなので、気軽に使うことができています。
中古キャンピングトレーラーを購入してから行った、内装DIYをご紹介しました。
カーテンやソファーカバーは、特殊なサイズに合うものを探すのにとても時間がかかりました。結果すべて手作りすることで、コスト面でも安く抑えることができたと思います。
キャンピングトレーラーは、いわば「移動する部屋」。ここを自分好みの快適な空間にすることで、一気に居心地がよくなります。
居心地が良すぎて、自宅の敷地内に停めているキャンピングトレーラーに友達を呼んで飲んだり、車内でリモートワークしたりと、トレーラー内で過ごす時間も増えました。
費用もすべて含めて30,000円と、コストをかなり抑えることができたので、内装DIYをして本当に良かったなと感じています。
ようやく外装・内装のDIYが終了し、次の記事では、いよいよキャンピングトレーラーを使った旅編に突入です!
トレーラーを使って旅することで気づいたこと、良かったことなど実体験をもとにお伝えしたいと思います。お楽しみに。
年間30-40日、家族4人でハイエース+キャンピングトレーラーで車中泊しながら、サーフィンやスキーなどアウトドアを楽しむ。 冬だけ雪国で二拠点生活するなど、「旅」をテーマに場所に縛られない働き方・ライフスタイルを満喫中。