昭和女子大学の4年生。専門は中国語。コロナ禍で大学の授業がオンラインになり、軽バンを借りて、授業を受けながら1ヶ月間のバンライフを経験。1年後、ハイエースをかりて、またオンライン授業を受けながら1ヶ月間のバンライフを経験。現在は、現役大学生が本格バンライフをする「大学生×バンライフ」のための準備中。
こんにちは!車に住みながら大学に通っている、学生バンライファーのメイです。
最近は、昼間は車内が暑すぎて、さすがに生命の危機を感じています(笑)大学が涼しいので、朝から夜まで大学にいることが多く日中はほとんど車にはいません。夜は気温が低いので、ぎりぎり生きています(笑)そろそろ夏対策をしなければ…まずは換気扇と網戸を設置したいと思います!
さて、シリーズ「バンライフの始め方」6回目となる今回は、DIY編②電気・天井・照明・壁・窓枠あたりのことについてです。ここら辺が完成すれば、寝袋を車内に積んで車中泊が始められます(笑)実際にベッドがない状況で車中泊をするかはおいといて…ここまでくれば目に見えてDIYが進むので、毎回達成感がすごい!DIYに苦手意識があった私も、目に見えて進んでいる様子が見えるとやりがいを感じられました!今回の記事も前回のDIY編②に引き続き、ゆる〜くVLOG風にお届けします。全3回の「バンライフの始め方」DIY編で全体像を掴んでいただけたら嬉しいです!
▼前回のDIY編①はこちら!
記事の目次
シリーズ「バンライフの始め方」
第1回:車の買い方
第2回:車購入時手続き
第3回:キャンピングカー登録で車検に通す
第4回:バンのデザイン
第5回:DIY編①
第6回:DIY編②【←今ココ】
これから1年間この車に住むことを考えると、どうやら電気には妥協ができなさそうだということがわかりました。パソコンや携帯の充電、電子レンジ、IH、照明、ヘアアイロン…1日を車の中で過ごすとなると、結構電力を使います。短期的な旅ならシガーソケット一つでぎりぎりどうにかなるのですが、実際に暮らすとなると毎日運転するわけにもいきません。ということで、電気システムは妥協しないことにしました。
電気システムは現在RENOGYで一式揃えました。
購入した電気システム
・インバーター1000W 12V:¥20,700
・走行充電器12V 50A:¥25,600
・フレキシブルソーラーパネル 175W:¥29,700
・リチウムイオンバッテリー100AH 12V:¥86,500
※上記の価格は購入当時の価格
大体はこんな感じです。ソーラーパネル(太陽光で蓄電)と走行充電(エンジンONで蓄電)の2種類で基本電力を発電する予定だったのですが、走行充電はまだ繋げていません(まだ手付かずなだけ)。それでも、太陽光パネルだけで間に合っているので本当にすごい…。オフグリッド(電力を自給自足する状態)な生活が成り立っているというわけです。
上記のメインのもの以外にも、コードやコードのカバー、モジュールなど、結局トータル約18万円くらい電気にかけています。そのおかげで、2ヶ月間車で暮らしていますが、今のところまだ電気がなくなったことはありません。
余談ですが、これから取り入れたいと思っている装備はこんな感じです。これ全部あったら無敵だろうなぁ。
・冷蔵庫:意外となくてもいけるのですが、夏は飲み物を冷やしたい…
・ヒーター:FFヒーターを取り入れて、冬を快適に過ごしたい!
・換気扇:絶賛リサーチ中!エアコンは高くて買えなそうだから、ひとまずは換気扇かな!
・エアコン:今すぐにでも欲しいですが、高そうなのでちょっと先ですかね…
ちなみに、電子レンジを積んでいますが、電気がなくなってしまうのが怖くて、まだ使えていません(笑)なるべくストレスなく、安心して快適にバンライフをするためにも、バッテリーをもうひとつ手に入れたいです。と言っても8万円以上するので簡単ではないですが…(笑)冷蔵庫や換気扇、ヒーターやエアコンなど、まだまだ導入したい機械はたくさんあるので、頑張りたいと思います(笑)
続いては天井。今回のバンのDIYの中でのこだわりポイントでした。この天井は、海外のバンライファーの中でも流行っているスタイルで、英語で「slatted ceiling」と言います。直訳すると「スラット天井」ですかね?木と木の間に隙間を持たせて、塗装をオレンジ(木)と黒(ベース)にすることで、立体感とコントラストが強調されるので、おしゃれに見えるのだと思います。
このシリーズ「バンライフの始め方」では、他の人が既に書いていることは書かないというコンセプトなのですが、このスラット天井に関しては、日本語で作り方を説明している人を見つけられなかったので、簡単に説明してみようと思います。もしご興味があればぜひ挑戦してみたください!
ベースの部分
まず、ベースとなる木(合板を使用)を用意して、天井のサイズに合わせてカットします。そのあと私は縦に三分割でカットしました。車の天井は家とは異なり、真っ直ぐではなく、丸みを帯びています。なので、分割をしないで一枚で貼ろうとすると、天井がどうしても低くなってしまいます。分割しない方法も面白いと思いますが、高さによほどの余裕がない限りはおすすめしません。そしてカットした木3枚を黒に塗ります。
凸の部分
細長い木(パイン集成材1820×45×18を使用)を用意して、ベースの長さに合わせて長さを調節し、カットします。ちなみに私の車、日産キャラバンE25ハイルーフでは、15本使いました。塗料を塗ります。
ベースと凸の合体
ベースの木の裏側から、オレンジの木にビスを打ちます。つまり、表面からはビスが見えないように裏からベースと凸を合体させます。
電気を埋め込むための穴を開ける
ベースと凸が合体したら、ダウンライト(電気)を埋め込むための穴を開けます。どこに穴を開けるかが決まったら、印をつけて、しっかり木をおさえながらホルソーで丸い穴を開けます。穴があいたら、電気をはめます。
車体にくっつける
完成した3枚のスラット天井を左右のバランスを見ながら車体にくっつけていきます。これは1人では難しい作業なので、2人でやることをおすすめします。ちなみに、天井を打ち付ける先はもちろん車ではなく、あらかじめ車の天井にくっつけておいた下地です。私は車の左右をつなげる天井の鉄のアーチみたいなものに、ビスで木(下地)を打ち付けました。以上で完成です。
ダウンライト
一つ目は、リビングのダウンライト!これはバンライファー定番で、ほとんどのバンライファーが丸いダウンライトを使っている気がします!ちょっとしたこだわりとしては、天井のオレンジの木の部分だけに穴を開けるのではなく、黒のベースの部分まで穴を開けて、ダウンライトをなるべく奥に埋め込んだことです。これで少し重厚感を出せます。
スポットライト
もう一つは、IKEAの「NÄVLINGE ネーヴリンゲ」というスポットライトをキッチンに設置しています。スポットライトですが、直接何かを強調するために使うのではなく、壁や天井に照明を当てることで、空間全体があたたかく柔らかな光になります。
今のところ、車内には2つしか照明を使っていませんが、これからは間接照明をつけたり、キッチンにもダウンライトを設置したいな〜なんて考えています。一度DIYが完成したら、頻繁にDIYすることはないと思いますが、家具や雑貨は簡単に変えられるので、それがとても楽しいです♪
実は壁、まだ終わっていません(笑)早くバンライフ を始めたくて、完成を急ぐことを優先したところ、壁は後回しになってしまったのです(笑)バンライフ1日目は、こんな感じで断熱コートが剥き出しの状態で暮らしていました(笑)
現在はバンライフを初めて、2ヶ月ほど経ちますが、ようやく壁ができてきました。(一度住み始めるとなかなかDIYしなくなる)
壁には、はめ板を使いました。こだわりは、IKEAの全長137cmのホワイトボードを導入したことです。卒業論文に使う資料を整理したり、起きた瞬間にインスピレーションを書き出すことがきます。
窓がたくさんあると、光が入って部屋が明るくなったり空間が広く見えたりするのですが、あまり窓が多すぎても、夏は暑いし、冬は寒くて大変です。また、窓が多すぎると、カーテンを付けていてもなんだか落ち着きません。バンライファーならこの感覚わかってくれますかね?(笑)
そんな窓枠ですが、これは私が一番失敗したパートです(笑)もうひどいったらありゃしない。現在の外から見る窓の状況をお見せします。
じゃーん。
なんかめっちゃずれてるし、、、カビてる!?もうどうしましょう!!一応3人以上のバンライフ系のYouTubeチャンネルをみて参考にしているのですが、なぜこうなってしまうのでしょう(笑)窓枠だけは、本当苦手、嫌になります(笑)
でも窓のDIYの中でも結構満足しているところがあって…それは窓枠!結構きれいにできた気がします!そして窓枠があるのとないのじゃ全然違う…。左右上の枠と比べると、下の枠は少し幅広めに作っているので、ここにお酒を置いたり、コーヒーを置いたりすることもできます。
この窓の一番のポイントは、映画と同じ比率なところ!最近、映像の手法で「シネマティック」という横長の映像スタイルが流行していますが、それを窓にも取り込んでみました。これで絶景の目の前に車を止めれば、この窓から覗く景色が全て映画のワンシーンへと大変身!(のはず!)
私の車の車種は日産キャラバンE25ですが、この車種を購入した理由は、なんといっても左右にある天窓!この窓があれば、開放感を感じられるし、バンライフの醍醐味でもある絶景を、より一層楽しむことができます。ということで、せっかくなのでこの天窓とその下の普通の窓をいい感じのバランスにしなければ…と考えていたところ、この車には日本的な和の要素も盛り込みたかったので、色々比率がある中でも日本的な比率「白銀比」に決めました。白銀比は、日本人が建築や美術でよく使われており「日本人が美しいと感じる比率」として古くから使われています。上の窓と下の窓のバランスがよくとれているような気がします。
以上、シリーズ「バンライフの始め方」〜DIY編②〜でした!
私の場合は、全体の流れを把握しないままDIYを始めてしまったので、壁を一番最後に仕上げるというよくわからない順番になってしまいました(笑)壁を最後にすると、結構細かいところで手間と時間がかかってしまいます。みなさんは、ぜひこのシリーズを通してDIYの流れが掴んでいただき、少しでもスムーズにDIYを進めてみてくださいね。この記事が、少しでも参考になったら嬉しいです!
InstagramやTwitter、YouTubeなどでもバンライフの様子を発信しています。ぜひ遊びに来てくださいね^^
それではまた次回お会いしましょう♪
昭和女子大学の4年生。専門は中国語。コロナ禍で大学の授業がオンラインになり、軽バンを借りて、授業を受けながら1ヶ月間のバンライフを経験。1年後、ハイエースをかりて、またオンライン授業を受けながら1ヶ月間のバンライフを経験。現在は、現役大学生が本格バンライフをする「大学生×バンライフ」のための準備中。