近年、キャンピングカーは購入だけでなく、レンタルやカーシェアで使われる車両として注目され、需要が拡大しています。
レンタルキャンピングカーやカーシェアの場合、返却前に給油をし、満タンの状態にしてからの返却が基本となっています。しかし、いざ給油となると「キャンピングカーへの給油の方法がわからない」というかたもいらっしゃるようです。
そこで今回の記事では、セルフガソリンスタンドでのキャンピングカーへの給油方法をご紹介したいと思います。
キャンピングカーに乗ったことがないかたは「キャンピングカーは車体が大きいけれど、どこで給油できるの?」と、疑問に思うかもしれません。
結論からいうと、キャンピングカーも街中にあるガソリンスタンドでの給油が可能です。
私たちは車高3.1mの「キャブコン」と呼ばれるトラックベースのキャンピングカーに乗っています。よく「キャンピングカーは普通のガソリンスタンドに入れるの?」と聞かれますが、日本一周をして全国各地を廻ってきたなかで、入れないガソリンスタンドはありませんでした。
ガソリンスタンドは消防法で施設の細部までサイズの規定があり、それに沿った設計になっているため、天井も5~6mほどと、かなり高い位置にあるんです。
大型トラックや観光バス等も入ることができるため、基本的には「キャンピングカーの給油は通常のガソリンスタンドでできる」と覚えておいて間違いなさそうです。
みなさんはキャンピングカーの給油口が車体のどの位置にあるか、ご存知でしょうか。
キャンピングカーのエクステリア(外装)には、大小さまざまな扉があります。その中のひとつが給油口の扉です。どの扉が給油口なのかを、車両購入時にしっかりとチェックしておきましょう。
また、私たちの場合はセルフサービスのガソリンスタンドでキャンピングカーに給油することが多いのですが、混み合っているときは店員さんが給油口にあわせて、車両にあったレーンに誘導してくれることがよくあります。
その際、ガソリンスタンドでよく確認されるのが「給油口は左右どちらにあるのか」ということ。
レンタルキャンピングカーや、キャンピングカーを購入されたばかりのオーナーさまは、給油口が左右どちらにあるかのチェックも忘れずに行ってくださいね。
合わせて、「燃料の種類」も要チェックポイントです!
燃料の種類は、上の画像のように給油口の扉やタンクに表記されていることが多いです。間違った燃料を給油してしまわないよう、事前にきちんと確認を行なってくださいね。
ここからは、実際の給油方法を写真とともにお伝えします!
キャンピングカーは、普通車のように車内から給油扉を開けることができないので、給油口の開け閉めが少し負担に感じられるかもしれません。
しかし、それ以外は通常と変わらない手順で給油が可能です。難しいポイントもありませんので、慌てずに給油を行なってくださいね。
カギを使い、給油口の外扉を開けたら、扉を固定します。
給油口のカギを開けます。このとき、給油口のフタは外さずそのままにしておきましょう。
支払い方法と燃料の種類を選択します。燃料の種類を間違えないよう、注意してくださいね。
この際、静電気除去シートに触れるのを忘れずに。
静電気除去シートに触れてから、給油口のフタを外します。
外したフタは指定場所へ置いてください。
給油ガンを手に持ち、ノズルをキャンピングカーの燃料タンクに入れます。
給油ガンのトリガーを引き、給油を開始します。
指定した量の給油が完了すると、カチッと音がして給油がストップします。給油ガンを燃料タンクから静かに引き抜き、指定の場所に戻してください。
給油口のフタを戻すのを忘れずに!
給油口を閉めてカギをかけ、外扉の固定バーを外して扉を閉めます。
最後に外扉のカギをしめて給油完了です。
給油が終わったら、出庫前に以下の4つを確認しましょう。
キャンピングカーは車体が大きいため死角がかなり多いです。また、サイドミラーでは周囲の車の動きが見えにくいことがあるため、周囲を確認してから出発するようにしてくださいね。
今回はセルフサービスのガソリンスタンドでの給油方法をご紹介しましたが、フルサービスのガソリンスタンドであれば、到着後スタッフのかたにカギを渡して給油してもらう流れになります。
キャンピングカーでのおでかけが初めてのかたや、プロの手順を直接見たいという方はフルサービスを使うのもおすすめです。
手順をしっかりと確認し、安全に給油をして楽しいキャンピングカーライフを送ってくださいね。
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