東京出身、箱根移住歴6年のフリーランスライター・カメラマン。複数のWebメディアにて料理・生活・バンライフ・アウトドア等の記事を執筆中。 夫婦でデザイン・DIYしたバンで「休日バンライフ」(車中泊)を日常的に楽しんでいます。
車中泊の旅では、節約を兼ねて車内で自炊をしている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
車内で自炊をし車内調理を日常的に楽しんでいる方は、すでにさまざまな調理器具を試したり、購入していたりすると思います。筆者もそのひとりです。
所持しているポータブル電源で使用できる調理家電をネットで調べては、デザインや機能にひかれて、ついついあれもこれもと購入してしまいます。
今回の記事では、車中飯の調理に使えそうな調理器具や調理家電を多数試してきた筆者が、特にデザインやカラーの可愛らしさ・使い勝手の良さからおすすめする調理家電「Toffy(トフィー)卓上電気こんろ」をご紹介したいと思います。
車中泊やキャンプに持っていきたくなるキュートなデザイン。機能面でも、他の調理器具とは違い便利に使えるポイントが多くあるとても魅力的な商品です。
可愛らしい家電を多数販売している「Toffy(トフィー)」から昨年発売された『卓上電気こんろ』。車内での使用に最適な大きさと重さ&可愛らしいデザインで、特に電気を使って車内調理をしている方や、調理器具も見た目にこだわりたいと考えている方などにおすすめです。
カラーは「アッシュホワイト」「シェルピンク」「ペールアクア」の3種類。3色とも、ちょっとレトロな本体のデザインに合った優しくて可愛らしいカラーリングで、筆者は購入の際はどれにするかかなり悩みました。最終的に、車内のインテリアに合わせて「シェルピンク」をチョイス。そのデザインとカラーの可愛さがとても気に入り、使用するたびにうっとりとしています。
大きさは幅が28cmで奥行きが23.4cm、高さは9.8cmとなっており、一般的なカセットコンロと比べるとかなり小さめ。重さはだいたい1.5kg程度とさほど重くなく、持ち運びもラクチン。
気になるお値段は、税込で4400円となっています。
Toffy(トフィー)の卓上電気こんろ本体には、小さい鍋やケトルなども使えるように五徳が付属されています。
中央の電熱線周囲の溝(五徳保管用穴)に五徳の足がはめこまれており、五徳保管用穴から引き抜いてすこし回し五徳の脚を五徳セット用の穴に差し込んだら、中央に向けて鍋受けを倒すことで小さい鍋も使うことが可能です。
使用しない時は本体にそのままつけておくことができ、使うときだけ取り出すタイプとなっているため持ち運びの際に場所を取らず、「自宅に忘れてきてしまった」なんてこともないためとても安心です。
五徳を使うことで底の広い鍋やフライパン・ケトルだけでなく、小さめの片手鍋や小型のアウトドア用調理器具を使用することができます。
実は筆者が車内で使っているケトルは底の面積が小さめの商品で、カセットコンロでお湯を沸かす際には先に焼き網などを置いてから、その上にケトルを乗せて加熱する必要がありましたが、こちらのコンロを購入してからはそういった手間もなくなりました。
シェラカップのような小さめのアウトドア調理器具も直火対応のものなら問題なく使用することができるため、1人分など少量の調理にも便利に使うことができています。
「Toffy(トフィー)の卓上電気こんろ」は消費電力が800Wと、ポータブル電源で稼働させるにはかなりのパワーが必要であることが難点。
しかし、電熱線の加熱する箇所を外側と内側に分けてあることで、使用時にどちらかを加熱するか選ぶことができ、半分の消費電力の400Wでも使用することができるようになっています。
もちろん、800Wの電気製品を使うことができるハイパワータイプのポータブル電源がある場合は電熱線の全面を使用し、高火力で調理することが可能です。
写真は800Wで加熱した状態。電熱線をすべて使い加熱しているのが目でみてしっかりとわかりますね。
ハイパワータイプのポータブル電源がない場合でも、400Wの電気製品が使用できるポータブル電源があれば「卓上電気こんろ」を使用することができます。
現在では定格出力が600W程度のポータブル電源が購入しやすい価格帯でたくさん発売されているため、消費電力400Wの家電が使えるポータブル電源ならすでに持っている、という方も多いのではないでしょうか。
400Wで加熱する場合、電熱線の外側だけを使用するのか、内側を使用するのかは手前右手にある運転切り替えスイッチで選択が可能です。
消費電力を抑えることができ、さらに調理する食材や使う調理器具に合わせて加熱箇所を変えることができるというのは、車内調理の際にかなり便利なのではないでしょうか。
写真は400Wで電熱線の外側部分を加熱した状態。鍋やフライパン、ケトルで安定して加熱したいときに適しています。
こちらが400Wで電熱線の内側(中央部分)を加熱した状態です。内側の電熱線のみが赤くなりしっかりと加熱されていることが、目で見てすぐわかるようになっています。
コンロの中央部分を集中して加熱することができるため、五徳を使って底部分が小さめのケトルや鍋、シェラカップなどの小さい調理器具を乗せて使用するのに適しています。
またそのまま焼き網をのせて、パンを焼く際や焼きおにぎりを1〜2個作るときにも、中央の加熱が向いていると思います。
こちらが正面右手にある「運転切り替えスイッチ」です。表示を確認しながら加熱したい箇所に合わせてくるっと回すだけで、お好みの火力・お好みの部分を加熱することができます。
左右どちらかに合わせると400Wでの加熱が可能。加熱する箇所が中央か外側かは、つまみの横にイラストでわかりやすく表示されています。またスイッチを真下まで回すことで、800Wの高火力で調理することができますよ。
「Toffy(トフィー)卓上電気こんろ」は直火と同様の調理が可能なため、焼き網をのせればパンやお餅、焼きおにぎりなどをこんがり焼きあげることができます。
これまでIHクッキングヒーターを使用していた筆者は、朝食時にパンをこんがりと焼くことができないのを残念に思っていました。
仕方なくロールパンや惣菜パンを購入して常温のまま食べていたのですが、こちらの電気コンロを購入してからは、市販の焼き網も一緒に持ち歩いてパンをこんがりと焼き、ジャムやバターをたっぷりと塗っていただいています。
お餅も焼くことができるため、来年のお正月には車内でお雑煮を食べたい!と、いまからとても楽しみにしています。
今回は、見た目の可愛さと機能性の高さが魅力の「Toffy(トフィー)卓上電気こんろ」をご紹介しました。
お気に入りの調理器具をそろえることで、車内で調理する時間がさらに充実したものになります。
現在では車中泊での調理に活用できる調理家電が多数販売されていますが、調理家電によっては電力が多く必要だったり、できる調理が限定されてしまったりと、多少の制限が出てしまうというのは間違いありません。
なかなか「自宅と同じように」とは、いかないものです。
そのため、自分が車中泊旅でどんな料理を作りたいのか、その頻度はどのくらいかをあらかじめ想定することにより、どの調理器具が最適なのかを購入前に考えておく必要があります。
不便な部分もある車内調理ですが、せっかくの車中泊旅、ぜひその不便さも含めて楽しんでみてくださいね。
▼車中飯には「缶詰」もおすすめ!
東京出身、箱根移住歴6年のフリーランスライター・カメラマン。複数のWebメディアにて料理・生活・バンライフ・アウトドア等の記事を執筆中。 夫婦でデザイン・DIYしたバンで「休日バンライフ」(車中泊)を日常的に楽しんでいます。