失敗しない「子連れ車中泊」のコツ!おすすめの場所やアイテムとは
失敗しない「子連れ車中泊」のコツ!おすすめの場所やアイテムとは

失敗しない「子連れ車中泊」のコツ!おすすめの場所やアイテムとは

年間30-40日、家族4人でハイエース+キャンピングトレーラーで車中泊しながら、サーフィンやスキーなどアウトドアを楽しむ。 冬だけ雪国で二拠点生活するなど、「旅」をテーマに場所に縛られない働き方・ライフスタイルを満喫中。

車中泊に子どもを連れて行くとなると、不安を感じるかたも多いと思います。


そこで今回は、リスクを避けて安心して子どもたちと旅を楽しみたいというかた向けに、子連れ車中泊のコツおすすめの車中泊場所・持ち物など、初心者の方でも安心の車中泊のポイントをお伝えします。


実は子どもの成長や教育面で考えても、とても良い経験になる車中泊旅。ぜひこの記事を読んで、お子さんと一緒に自然にふれる車中泊旅に出かけてみてください。

失敗しない「子連れ車中泊」のコツ

1.車中泊は「快適な睡眠」が必須!


車中泊の快適度は、「朝までぐっすり眠れるか」がポイントとなります!「首や体が痛くてキツかった」ということにならないように、シートはフルフラットにするのがおすすめです。


座席のシートを倒すと、どうしても多少の凹凸はできてしまいます。窪みなどはクッションやタオルを敷いて埋め、快適になるように調整をしてください。シートの上には、車中泊マットやエアベッドなどを敷くと寝心地もアップしますよ。


また、足を伸ばせない状態では、エコノミー症候群の心配もあります。できるだけ家族全員足を伸ばして横になれるスペースを作るようにしてくださいね。


そしてクルマを停める場所は、可能な限り水平になっているところを選ぶようにしましょう。傾斜のある場所に停車すると、寝転がったときに傾きが気になって寝つきが悪くなってしまいます。


どうしても傾きができてしまう場合は、頭側が高くなるようにクルマを駐車してみてください。

2.人数に合わせた「クルマの大きさ」で


家族全員が足を伸ばして横になるためには、寝る人数に合わせた車内の広さが必要になります。


軽自動車も、車種によってはセカンドシートより後ろをフルフラットにできるため、車中泊は可能です。ただし、軽自動車は大きさ的にも「夫婦+小さなお子さん1人」の合計3人が限界です。


寝るスペース以外にも荷物の置き場を考慮しないといけないので、少し余裕を持って大きめの車両を選択するようにしましょう。


ミニバンなら、家族4人(大人2人と小さい子ども2人)でも車中泊できます。上の写真は、私たち家族が以前乗っていた「日産エルグランド」の車内です。


この車内で、夫・私・娘(小学1年生)・息子(年中)の家族4人で並んで寝ていました。しかし、荷物スペースを置く場所は足りず、ルーフボックスを付けて対応していました。


この後、子どもたちも成長し、エルグランドでは手狭になってきたため、現在の車中泊仕様のハイエースに乗り換えました。


もし今現在お持ちのクルマでの車中泊が難しい場合は、Carstayで車中泊仕様のバンやキャンピングカーをレンタルするのもおすすめですよ。

3.車中泊におすすめの季節は、過ごしやすい「春・秋」


車中泊する際は、エンジン音が周囲にうるさくならないようにする配慮や、一酸化炭素中毒の防止のために、寝るときにはエンジンを切るのがマナーと言われています。


エンジンを切った状態ではクルマのエアコンを使うことができず、外気温の影響を受けます。そのため、夏はどうしても蒸し暑く、冬はかなり冷えこんでしまうのです。


その点、春や秋といった気候も気温も過ごしやすい季節であれば、簡単に温度調節ができ、快適に過ごすことが可能です。初めての車中泊には、過ごしやすい春や秋の季節がおすすめですよ。

4.「車中泊場所」の下調べは念入りに


車中泊旅で行く目的地が決まったら、泊まる場所や近くの温泉などを事前に調べておきましょう。


場所によっては車中泊という行為自体が禁止されていたり、グレーな場所もあります。泊まっても良い場所かどうか、どのようなルールがあるのかを事前にしっかりと調べておくのがおすすめです。


また、子連れの場合は急なトイレ問題にも対応できるようにしておきたいところ。


  • 車中泊場所近くにトイレはあるか
  • オムツ替えスペースもあるか(お子さんが小さい場合)
  • 洋式のトイレがあるか、清潔に使えるか


なども、合わせて事前に情報収集しておきましょう。

5.「防犯対策」も忘れずに



RVパークやキャンプ場などの車中泊スポットは、人の出入りが多い傾向にあります。寝ている間にクルマの周囲を人が行き来すると、少し不安になりますよね。その不安を解消するためにも「防犯対策」は万全にしておきたいところです。


窓にスモークが貼られていても、車内の電気が点いていると外から中のようすが見えてしまいます。窓全面にシェードをすれば、断熱材として役立つだけでなく、車内でのプライバシーの確保も可能になります。


さらに、貴重品を見えないところに置いたり、寝る時には必ずドアロックを掛けるなどして安心して過ごせる工夫をしてくださいね。

子連れファミリーや初心者におすすめの車中泊場所

1.RVパーク


最近数も増え、車中泊場所として人気が高いのがRVパークです。子連れ車中泊でRVパークを利用するメリットとして、下記の点が挙げられます。


  • トイレや洗面などの設備が綺麗で整っている
  • 日帰り温泉施設も併用しているところもあって便利


RVパークはキャンプ行為をNGとしている場所が多いため、くれぐれもルールを守った車中泊を心がけてくださいね。

2.オートキャンプ場


オートキャンプ場も車中泊の場所としておすすめです。


一般の駐車場では禁止されているキャンプ行為(外で直火で食事を作ったり、椅子やテーブルを出す)も、キャンプ場のルールに従った範囲で行うのはOKなので、アウトドア気分も楽しめます。


場所によって事前にサイトの予約が必要になる点と、利用料がかかる点のみ注意して利用してくださいね。中には無料&予約不要のキャンプ場もありますが、人気の高いキャンプ場は早く行かないと場所が確保できないことが多いです。


オートキャンプ上の良いところは、管理された敷地内なので防犯面で安心なのと、シャワーやお風呂などが併設されている場合も多いこと。簡単な売店があったり、備品がレンタルできることも多いので、初めて車中泊する場所としては便利です。

3.Carstayステーション


会員登録が必要になりますが、24時間使えるトイレがあり、ホストもいて安心なのが「Carstayステーション」です。


空いている敷地や駐車場をホストが車中泊スペースとして提供してくれているので、上の写真のようなロンドンバスの隣だったり、ゲストハウスの駐車場だったり、マリーナの敷地内だったり、ロケーションもさまざまです。


事前にCarstayのサイトで場所のようすや設備などを調べてから予約できるので、初心者でも安心ですよ。


駐車場の敷地内にあるゲストハウスのシャワーが使えたり、食事をとることができたりと、場所によっては便利なサービスもあります。


4.かんぽの宿「くるまパーク」


日本郵政が全国で運営している「かんぽの宿」。宿の駐車場に泊まりながら、食事や温泉・売店・トイレ・フリーWi-Fiなど、かんぽの宿ならではのサービスを利用できるんです!



宿泊者以外は駐車場には出入りしないので防犯面でも安心。宿の豪華な設備を使えたりスタッフのサービスを受けられるのは、他の車中泊場所ではなかなか体験できません。


「くるま旅クラブ会員」になる必要がありますが、子連れで初めて車中泊をされる方にはハードルが低いのでおすすめです。


こちらもCarstayステーションのサイトから予約できます。実際に「かんぽの宿 鳥羽」で車中泊してきましたので、詳しい記事をご覧ください。



子連れ車中泊に必要な持ち物

1.エアマット

エアマットは、自動的に空気で膨らむインフレーターマットがおすすめです。車内の横幅に合わせた大きさを用意しましょう。厚みは5cm以上あると、シートの凹凸が記事ならず寝心地も良くなります。


自宅で使っている敷き布団やウレタンマットでも良いですが、結構な場所を取ります。車内スペースがあまり無い場合は、コンパクトに収納できるエアマットが使いやすいです。

2.寝袋&枕

寝具は自宅で使っている布団でも良いのですが、収納時を考えると寝袋がおすすめです。枕もあると首が痛くなりません。


空気を入れるタイプの枕や、エアマットに枕がついているタイプ、座布団にもなる枕などがあるので、チェックしてみましょう。

3.シェード

シェードは防犯対策だけでなく、断熱効果もあります。フロントガラスだけでなく、すべての窓の分を用意できれば安心です。

4.ポータブル電源


スマホやゲームの充電であれば、シガーソケット型の車載充電器でOKですが、カメラやパソコン・小型家電など容量が必要なものは、ポータブル電源があると安心です。

5.LEDランプ&ランタン

車内のルームランプを長時間使用すると、バッテリーが上がる可能性があります。そこでLEDランプやランタンを持っていると、クルマの中で荷物を探したり、夜トイレに行く時に持っていたりと重宝します。

6.クーラーボックス

クーラーボックスがあれば、子どもの飲み物や、いざというときの食べ物を保存しておくことができます。また、食事を作る場合は材料の保存に必要になりますので、自炊予定のかたは準備しておきましょう。

7.食事を作る道具(バーナー・食器&調理具など)


車内で、カップラーメンを作ったりコーヒーをいれたりするシーンは多いので、お湯を沸かすためのバーナーがあると便利です。車内でバーナーを使う場合は、必ず換気を忘れないでくださいね。


食器類も調理の内容に合わせて、最低限の用意をしておきましょう。

8.ミニテーブル


クルマの中で食事したいときや、夜に星をみながら外飲みしたいときなどには、ミニテーブルが使えます!テーブルがあれば、車内でも子ども達が食べ物をこぼしてしまったり、車内を汚す心配も減るので安心です。


ミニテーブルは大きいテーブルと違い、折り畳み時にもコンパクトになるので、場所もとりません。

9.その他、子連れ車中泊で持参したいアイテム

その他には、春や秋の過ごしやすい季節でも日中と夜の寒暖差があるので、パーカーやフリースなどの防寒具はあった方が無難です。また、車内では喉が乾きやすいので、子供が普段使っている水筒も持参すると安心。


また、車中泊の場合はどうしても車内で過ごす時間が長くなってしまいます。そんな時に車の中でも楽しめる、タブレットや絵本・トランプなどもおすすめですよ。

車中泊旅は子どもにとっても貴重な体験


車中泊旅は、宿泊費が浮いたり、宿のチェックイン&チェックアウトに合わせた時間の制限が無いというメリットがあります。さらに、子連れなら子どもにとって貴重な体験がたくさんできます。


日本の大きさを、実際に道路を走りながら肌で感じることができるため、子どもの感受性を大いに引き出す大切な機会だと感じています。


また、車中泊には予定通りに目的地につけなかったり、天候の影響を受けたりなど予想外のアクシデントもあります。家族での協力が必要になる場面が多いからこそ、子どもたちは自発的に自分たちでできることを考えて、手伝ってくれます。


車中泊は全てが用意された旅と違って不便な点も多いですが、思いもよらない素敵な景色に出会ったり、クルマではないといけない場所に巡り合えるのも確かです。


ぜひこういった冒険を家族全員で楽しむつもりで、子連れ車中泊にチャレンジしてみてくださいね。





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