女子大生メイちゃんがバンライフに挑戦!DIYした車での学生生活とは
女子大生メイちゃんがバンライフに挑戦!DIYした車での学生生活とは

女子大生メイちゃんがバンライフに挑戦!DIYした車での学生生活とは

バンライファー夫婦のとおるんよしみんです!日産キャラバンで車に住むおうち型バンライフをしながら日本各地を旅しています。 2018年は世界一周、2019年6月から日本一周中。車中泊初心者&女子向けの情報を発信中(^^)!

今回は、女子大生バンライファーであり、Carstayのアンバサダーである宮本芽依さん(以下、メイちゃん)にインタビューしました。


メイちゃんは現在大学生。クラウドファンディング(以下、クラファン)でバンライフのための資金を集めて車を購入後、車内をキャンピングカーにDIYし!仕上げた車で大学のオンライン授業を受けながらバンライフをしています。

実は高校生の頃からバンライフに憧れていたメイちゃん。その憧れに至った経緯と、これからの野望を語っていただきました!


*なお、インタビュー中は「メイちゃん」と呼んでいたため、記事内でもそのまま記載しています。

高校時代から憧れていた言葉"VAN LIFE"

メイちゃん今日はよろしくお願いします!これまでのバンライフについて教えてください。

こんにちは!宮本芽依です。昭和女子大学の5年生で、中国語を専攻しています。

CarstayのアンバサダーとしてVANLIFE JAPANでも記事を書いていますので、よろしければお読みください!



これまでのバンライフについては、期間の短いものから断続的にトライしてきました。

初めてバンライフしたのが約1年半前、2021年の春です。車内が何も改造されていない軽バンで寝袋を使って、オンライン授業を受けながら1か月間旅をしました。

その後、2度目のバンライフとして2021年の11月に、タビワライフさんの車を1か月間レンタルしました。

今年(2022年)の4月末から今の車に住み始めました。これらの期間を全部合わせて3か月ちょっとです。


最初に”VAN LIFE”という言葉を知ったのは高校1年生の時です。インスタグラムで、アメリカのグランドキャニオン付近で車中泊している様子の写真を見つけました。海外に憧れがあったので「バンライフってすごくかっこいい」と思いましたね。



高校2年生の夏から高校3年生の夏までアメリカに留学をした時に、よくアメリカ人とバンライフについて話をしました。そのうちに自分もバンライフをやりたい気持ちがどんどん大きくなっていきました。当時バンライフという言葉は流行り始めたばかりであったものの、アメリカではキャンピングカーで旅をする文化が根付いているのでその言葉の意味はすぐ理解されていたように思います。


留学中にお世話になったホストファミリーの方も、仕事をリタイアしたらキャンピングカーに住んで遠く離れた場所に旅行に行きたいと熱く語っていたほどです。

中国留学が途中で打ち切り。帰国後、バンライフをする決意が固まる

高校生の時からバンライフに憧れがあったんですね。大学生になってからはどんな学生生活を送っていたのでしょう?

大学では、中国に2年間留学をする予定でしたが、コロナの影響でたった半年で日本に帰国することになってしまいました。


帰国してから偶然、タビワライフさんのクラファンを見かけました。内容は、オリジナルバンを製作してバンライフを広めるというもの。

そこに、10万円で車を1か月間レンタルできるリターンがあり「これだ!」と思ってすぐに購入しました。10万円の購入ボタンを押す時はドキドキしましたが、迷いはなかったですね。


その後コロナが本格的に流行って、大学の授業はオンライン授業に切り替わりました。ステイホーム期間は大学のオンライン授業が外の世界と繋がる唯一の機会でした。ただ、半年も経つと、自分の考え方や価値観が先生の考え方に染まってきた気がして、だんだん窮屈さを感じていきました。


それで、タビワライフさんの車の完成前にもうバンライフがしたくなり、軽バンを借りて旅に出ました。



コロナの影響で留学が中止になり、やりたかったことができなくなって感じたことは、「いつかは来ない」ということです。

不確かな未来に頼るより、今を確実に生きたいと思うようになりました。三密を避けられるバンライフはいいなと思って軽バンで旅に出ました。


もしコロナが流行っていなければきっと留学も続いていたと思います。でも、留学が中止になっていなければバンライフをやらなかったかもしれない。コロナが私にとっての転機になりました。

タビワライフさんの車でバンライフした時のエピソードがあれば教えてください。

この時、初めて有料の車中泊スポットを使いました。

それまでは有料で車中泊スポットを使う理由がわからなくて、なぜお金を払って有料の車中泊スポット使うんだろう?と思っていました。


でも、実際に1週間石川県の能登にある有料の車中泊スポット(田舎バックパッカーハウス)に滞在させていただいて、その理由が分かりました。

安心して車中泊ができることや、同じ車中泊スポットに集う仲間に出会えること。


これは車中泊スポットのホストさんの人柄の良さでもあると思うのですが、たくさんの地元の方と交流ができました。一緒に車中泊しに来ていた方が釣りに連れて行ってくださり、その時にイカの捌き方も教えてもらいました。実際に捌いたものをみなさんが食べて「おいしい」と言ってくださったのは嬉しかったですね。


イカ捌きに挑戦!


車中泊スポットにお金を払って行く価値については記事にもしているので、もしよければお読みください。



バンライフの魅力は「自分の気持ちに素直になれること」

メイちゃんの思うバンライフの魅力は何でしょう?

都内の大学に通っているという点もあるのか、普段は歩いてるだけでもたくさんの情報が入ってきます。自分が求めていない情報もたくさん入ってくるし、人間関係にたまに疲れちゃうこともあります。


でも車が家だと、ネットが繋がらない山に行くことができ、自然に癒されながら自分だけの落ち着いた世界を楽しめる。そこがバンライフの魅力だと思います。


もし友達と話したくなったり会いたくなったりしたら、ネットが入るところに車を移動させれば電話もできるし、会いたい人に会いに行けます。バンライフは、そんな「社会から離れたい」「社会とつながっていたい」という現代人の感情を、素直に、柔軟に実現することができるのです。

また、コロナの影響でリモートワークの会社も増えて、ネットさえあれば仕事ができる環境も整ってきています。仕事をしながら、自由に、自分の気持ちに素直になって暮らせる生活が送れるのがいいなと思います。

反対に、これまでにバンライフのデメリットは何かありましたか?


デメリットを考えてみたんですが、正直思い浮かばなくて。

強いて言うなら「バンライフ」「車中泊」という言葉にをあまり馴染みのない人に車に住んでることを伝えると「経済的に余裕がないから車に住んでいるの?」と言われる時があってあまり理解してもらえないことですね。バンライフという言葉が広まればその概念は知られていくと思っています。

実際に車を購入されて、DIY費をクラファンで集めるまでは苦労されましたか?


クラファンは思ったよりキツかったですね。特に支援者ゼロが続いた時は本当に辛かったです。


投げ出したいって何度も思ったし、ネクストゴール(掲載期間内に目標金額を達成した場合、新しい次の目標金額を設定すること)を設定した後はなかなか支援者が現れなくて、最初の目標で止まっておけばよかったと思ったし、周りのみんなのように就活をして、ゆっくりバンライフをやればよかったかも…とも思いました。


でも、私はクラファンに全力を注ぐためにも就活はしないと初めに決意していたので、最後まで諦めずに走り抜くことができました。

クラファン中は「いつかはこない」と自分に言い聞かせていました。結果、クラファンを通じて色々なことを学べたし、バンライフ界にいきなり飛び込んだにも関わらずたくさんの人と仲良くさせてもらうことができました。クラファンに挑戦して本当によかったと今では思いますね。

こだわりをたくさん詰めたキャンピングカー

DIYされた車の紹介をお願いします!

車種は日産のキャラバンE25のハイルーフです。この車には天窓があり、窓から光が入ってきて車内が明るくなり、さらに景色も楽しむことができるので、夜は寝転んだまま星を眺めることができます。

内装のこだわりは「バンライフと大学生生活の両立できるようなインテリア」にしたことです。


こだわりが3つあります。

まず1つ目は、最強の電力システム


ソーラーパネル取り付け中


いつでもパソコンやスマホで作業ができたり照明を使えるように、バッテリーシステムを導入しました。175Wの大きめのソーラーパネルと走行充電器から電気を供給チャージすることが可能です。走行充電器も設置したため運転中も電気を貯めることができます!


2つ目は、ホワイトボードです!



幅137㎝の巨大ホワイトボードを導入しました。これで卒論のための研究資料を貼って整理したり、起きてすぐアイディアやインスピレーションを書き出すことができます。今後バンライフのドキュメンタリーを作る予定で、そのミーティングにも使う予定です。


3つ目は、飲み会ができるテーブルです。



大人数で囲めるサイズのテーブルとソファを設計しました。

街での飲み会の後はバンの中で二次会開催です!これから車内で沢山パーティーをしたいです。なんと最大9人まで乗られる広さです!

今後は、「発信者」としての活動をもっと

メイちゃんの今後の夢をお聞きしたいです。どんな展望があるんでしょうか?

今後やりたいことは2つあります。1つ目はCarstayのアンバサダーとしての活動をもっとやりたいと思っていること。

バンライフに興味ある人がいたら今乗っている車に招待して積極的にバンライフの良さを伝えたり、バンライフのイベントを開催もしていきたいですね。

特に若い人にバンライフの魅力を伝えたいです。バンライフは旅の1つの方法でもあるけど、自由な生き方の選択肢の1つとして広めてバンライファーを増やしたいです。


2つ目は中華圏に発信をしていくことです。

日本語で発信するのと中国語で発信するのとでは母数が全く違う分、もっと多くの人に見てもらえる可能性があるのでチャレンジしてみたいですね。自分がどこまでできるのかっていう可能性を見てみたいです。

また、中国留学はもともと2年する予定がコロナの影響で半年しかできなくなったので、中華圏に対して未練があるというのもあります。中華圏の方に日本文化や日本のバンライフを発信して、中国と日本の架け橋になりたいです。

最後にバンライフに興味ある方にメッセージをどうぞ!


以前、後輩の女の子で私のバンライフの発信を見て興味を持ってくれた子がいて、いきなりバンを1か月間レンタルしたんです。両親には出発して事後報告で伝えたそうなのですが、「今どこにいるの?」と聞かれて「道の駅にいる」と答えたら「女子大生1人で道の駅は危ないに決まっているから今すぐ帰ってきなさい」って言われて帰ることになってしまって。


バンライフをすることができなくなってとても悔しい思いをしたそうで、それを聞いて私も悔しくて。どうしたらよかったのか考えてみました。

もし、女の子1人が危ないという理由で止められているのであれば、ステップを踏んでいくのが大切だとアドバイスしたいですね。


いきなり1か月間車に住むというのではなくて、まずは日帰りバンライフからでもいいし、管理人がいる安全なキャンプ場から始めて、少しずつ日数を増やしていったらいいのかなと思います。

実際にやってみることで自分も慣れていき、どうやったら安全に過ごせるのかが親に説明できますし、バンライフについても知ることにもなります。親が納得するという意味では、ステップを踏むことは大切だと思います。


私のように毎日車に住むのが楽しいと感じる人もいれば、週末の1泊2日が楽しいと感じる人もいるので、自分が心地いいと思うバンライフの型を見つけてほしいですね。

お話しを伺った方:宮本芽依さん


昭和女子大学に通う大学生。現在在学5年目。現在は「大学生×バンライフ」を実践し、週3日は大学・週4日は旅、という生活を2022年6月からスタート!

各ソーシャルメディアでは「女子大生、車に住むのメイ」で若い方に向けてバンライフの魅力を発信中です。


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